この記事では、下記のことについてまとめています。
● コロナ渦は妊活を自粛するべき?
● コロナウイルスが妊婦に与える影響
● 2020年4月1日の不妊治療延期の検討を促す声明とは?
● 妊活中の我が家が決めた決断
- コロナウイルス渦でタイミング法の妊活も自粛するべき?
- 2020年4月1日に「不妊治療延期」の検討を促す声明が発表
- 我が家の決断は妊活延期。次の妊娠に向けて今やるべきこと
- 妊活ができないことがストレスなら妊活を優先させても良いかも
コロナウイルス渦でタイミング法の妊活も自粛するべき?
新型コロナウイルスで騒がれている中「妊婦はコロナにかかると危ない」という情報はよく耳にします。
まずは新型コロナウイルスに妊婦がかかった場合、どんなリスクがあるのかをご紹介します。
妊娠中はコロナウイルスに感染しやすい?
一番気になるのが「妊娠中は感染しやすい?」ということですよね。
ですが、新型コロナウイルスは新しい感染症のため妊婦の症例が少なく、わかっていないことが多くその答えははっきりとは出ていません。
ただし、妊娠中はただでさえ免疫力が落ちてしまい様々な病気をもらいやすいため、免疫力が下がっている時期は特にコロナウイルスの感染には十分気をつけなければいけません。
妊婦がコロナに感染すると重症化する?
海外での報告例で、経過や重症度に関しては非妊婦と変わらなかったとされています。
ですが、妊娠特有の免疫バランスや心肺機能の変化が影響する可能性があると言われています。
また、妊娠後期は肺炎が重症化しやすいという報告もあるため、やはり非妊娠時に比べると妊婦は重症化しやすい可能性はあります。
妊娠中に感染したらお腹の赤ちゃんへの影響はある?
妊娠中にもしもコロナウイルスに感染してしまった場合、一番不安になるのが「お腹の赤ちゃんは大丈夫なのか?」ということです。
今のところ、胎児の先天性障害や流産のリスクが高いとする報告はなく、2016年に流行したジカ熱のような、子どもの先天性障害や流産のリスクが高いとする報告はありません。
ただし、現在は妊娠初期の感染例の患者がまだ出産に至っていないため、今後の報告を待つ必要があります。
妊娠中でも胸部のレントゲン・CT撮影はできる?
胸部の場合には、妊娠のどの時期であっても検査は可能です。
妊婦はアビガンの服薬ができない?
最近では「アビガンを服薬してコロナウイルスが快方に向かった」という報告がありますが、アビガン(抗インフルエンザウイルス剤)は妊婦は服薬することはできません。
その理由は、アビガンは副作用が強く妊婦に投与することで胎児が奇形になってしまう可能性があると報告されているからです。
そのため、現在妊婦向けの新型コロナウイルス治療薬がないため、妊娠中に感染してしまうと重症化しやすいリスクを抱えながら薬なしで治療を続けなければいけないということになるのです。
参考:https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/perinatal/bosei/covid_bosei_kusuri.html
2020年4月1日に「不妊治療延期」の検討を促す声明が発表
そんな中、2020年4月1日に日本生殖医学会が不妊治療延期の検討を促す声明を発表しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)が妊娠、特に妊娠初期の 胎児に及ぼす影響は明らかになっておらず、母体から胎児への感染の可能性は不明です。
また妊婦における COVID-19 の感染リスクが高いとはいえません。
一方で、妊婦において COVID-19 感染の重症化の可能性が指摘されていることや、感染時に使用される治療薬として妊婦に禁忌の薬剤による治療が試行されていることから、不妊治療による妊娠が成立したあとの COVID-19 感染への対応に苦慮することが予想されます。
また受診や医療行為に関連した感染の新たな発生も危惧されます。
このような背景から、国内で の COVID-19感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよう推奨いたします。
引用:http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf
つまりポイントをまとめるとこのようになります。
新型コロナウイルスの急速な拡大の危険性がなくなるまで、もしくは妊婦用の治療薬が開発されるまでは不妊治療を延期して欲しい
理由:
・妊婦は新型コロナウイルスの感染の重症化の可能性がある
・治療薬(アビガン)が妊婦に使えない
・病院内で感染してしまうこともある
これは不妊治療向けの発表だけど自然療法希望者も同じ
この発表は不妊治療を行っている人向けに発表された内容ですが、不妊治療をされている方からすればこの発表に戸惑いを感じるのは当たり前です。
今まで夫婦で頑張ってきたのに、未知のウイルスに赤ちゃんの希望まで奪われ、さらにはいつ再開できるかもわからない状況のため、この発表に納得がいかない人も多いはずです。
またこれは、自然妊娠のタイミング法で授かりたい夫婦としても同じ状況です。
もちろんこの日本生殖医学会が言っていることはわかります。
妊婦向けの治療薬もなく治療方法もまだ明確になっていないこの状況で「もしも妊娠できたとしても大変になるのはお母さんと赤ちゃんだよ?」と言うのもわかります。
だけど「じゃあ収束するのはいつなの?いつまで待てばいいの?妊娠は月12回しかできないのにその間ずっと妊娠のチャンスを捨てるの?」と思ってしまうのです。
コロナウイルス収束前にもしも妊娠した場合のリスク
そしてもしコロナウイルスが収束する前に妊娠できた場合、上でご紹介した「妊婦の重症化リスク」「赤ちゃんへの影響」「治療薬がない」こと以外にも、このような多くの不安があります。
月に1,2回の妊婦検診にも不安
妊娠をしたら、まずは妊婦検診に行かなければなりません。
妊娠初期から安定期に入るまでは2週間に1回ペースで妊婦検診をし、安定期に入ってからは月に1回の検診を受けます。
ですがやはり通院にも感染リスクはあるので、不安を感じながら待合室で過ごし検診を受けることにもなるでしょう。
また、受診する病院が総合病院の場合はいろんな病気の患者さんが入ってくるため、やはり「不特定多数の人が集まる病院」の感染リスクの不安は収束するまでずっとあるでしょう。
マタニティブルー・産後うつの悪化
無事に妊娠をしても、やはり妊娠中は精神的な戦いもあります。
ホルモンバランスが非妊娠時とは異なるため、感情の起伏が激しかったり少しのことに不安を感じたり、怒りっぽくなったり涙が止まらなかったりしてしまいます。
コロナウイルスが流行っていない時でも、私の場合はマタニティブルーが重めで精神崩壊をし旦那のことが受け付けられなくなって大変でした・・・
その状況にコロナのストレスも加わればもっとマタニティブルーは悪化する可能性はありますし、無事に出産をしても産後うつが悪化するリスクはやはりあります。
コロナのストレスと闘いながら自分の感情をコントロールできるか?も考える必要があります。
産む頃には病院は稼働しているのか?
「出産をする頃には日本はどうなっているのか?コロナは収束しているのか?」ということはもちろんですが「産む病院が果たしてあるのか?」ということも気になります。
産む病院をあらかじめ決めていたのに入院直前に先生が感染してしまった、院内感染が起こった、病院まで閉鎖しなければいけない状況になった、などとなれば、急遽病院を変更しなければいけなくなることもありえるかもしれません・・・
我が家の決断は妊活延期。次の妊娠に向けて今やるべきこと
上でご紹介した「妊娠した場合に起こる妊婦へのコロナウイルスの影響」を考えた結果、我が家ではやはり妊活は延期することにしました。
本当は一人目の息子のためにもあまり間を開けずに兄弟を作ってあげたいところですが、やはり今優先するべきはそこではないと思いました。
妊娠できたはいいものの、人が集まる病院への検診はどうする?
もしも母親が感染して重症化したら?
胎児に何かあったら?
息子まで感染したら?
直前に何かあれば産む病院の変更はできる?
これらを考えると、やはりこのストレスや不安は母体によくないと判断しました。
また、非妊娠時でも毎日コロナのニュースばかりで気が滅入り、「コロナに感染したらどうしよう」「もしも私が感染したら息子は誰に預ければいいの?」などと毎日不安に感じているのです。
これを妊娠中の不安定な精神状態で耐えられる自信は私にはありませんでした。
そんな中で妊娠をしてもきっと私の子宮の状態は万全ではないし、コロナではなく私のストレスが原因で胎児に何かある方が嫌だと思いました。
私(母体)、息子、胎児のことを考えると、やはり妊活は今じゃない。
もちろん早く二人目は欲しいです。
でも今は「いつかやってくるかもしれない新しい家族のためにも家で大人しく過ごす」ということを、我が家では優先しようと決めました。
ですが、妊活ができないからと言って妊娠に向けて何もしないというわけではありません。
妊活ができない状況でも、今からやっておこうと決めたことがあります。
それは、赤ちゃんがいつ来てもいいように妊娠に向けた体づくりをしておくということです。
これは、第1子を妊活している時にも私がやっていたことなので、妊娠を希望する方に参考になれば幸いです。
毎朝の基礎体温計測・生理日の記録
これはわざわざご紹介するほどでもないですが、やはり妊活の第一歩は毎朝の基礎体温を計測することと生理日を記録しておくことです。
第1子の妊活の時にこの基礎体温は本当に役に立ちましたし、「妊活を始める何年も前から毎日記録しておけばよかった・・・」と思うほど、自分の基礎体温の変化はものすごく大事です。
基礎体温を記録していることで自分の排卵リズムもわかりますし、妊活アプリを使えば基礎体温と過去の生理日から排卵日・仲良し日を教えてくれるのでこれはマストです。
基礎体温と生理日のデータは多くあればあるほど有効なので、今から自分の体のリズムをしっかり把握しておきましょう。
妊活アプリに記録ではなく手帳に記録したい方は「基礎体温表」を活用することもおすすめです。
漢方で生理不順や冷えを防止する
私は元々生理不順でもあったため、妊活を始めても基礎体温がガタガタで生理が2ヶ月来ない時期もありました。
恐らく妊活のストレスやプレッシャーもあり、自律神経が乱れていたのだと思います。
そんな時 「当帰芍薬散(
この当帰芍薬散は、女性の体の冷えも防止する効果があります。
また、自律神経が安定することで生理も安定しますし、何より精神面も安定してきます。
いつ妊活が始まってもいいように、生理不順やストレスを感じやすい方は漢方で今から妊娠しやすい体を作っていくことがおすすめです。
妊活葉酸サプリで体に栄養を与える
「赤ちゃんが欲しい」「妊活を始めたい」と思った時に摂るべきと言われているのが、葉酸サプリです。
実際に私も第1子の妊活を始めた頃〜出産して1ヶ月後くらいまでは、ずっと葉酸サプリを定期購入して飲み続けていました。
葉酸とはビタミンB群の一種で、正常な赤血球や細胞をつくる働きを担っている「造血のビタミン」とも呼ばれています。
妊娠の初期に葉酸が不足すると、二分脊椎症や無脳症、神経管閉鎖障害など、胎児の先天性異常の危険性が高まることがわかっており、さらにはママの貧血予防のためにも摂るべきビタミンでもあります。
そのため葉酸は、妊娠を意識したときから摂るべき栄養素と言われています。
葉酸の効果で血の巡りがよくなることで子宮に栄養が行き渡りやすくなり、さらには子宮の冷え防止にも繋がります。
赤ちゃんが育つ子宮環境を自分で作ることが大事になります。
おすすめはベルタプレリズム
ちなみに、私がずっと飲み続けていた妊活サプリは「ベルタプレリズム」です。
※画像は旧商品の「ベルタマカプラス」ですが、現在は「ベルタプレリズム」です。
ベルタの葉酸サプリは、2種類あります。
実際に私は妊活中に「ベルタプレリズム」を飲み続け、妊娠がわかってからは「ベルタ葉酸サプリ」に切り替えました。
ベルタプレリズムのおすすめポイントは、「妊活専用葉酸サプリ」というところです。
妊活中の体に特化し、妊活に必要な栄養素(主にマカ)を多く含んでいます。
さらには妊娠初期に必要となる葉酸が400μgも入っているので、1日に必要な葉酸量をしっかり摂取することができます。
この「ベルタプレリズム」は、男性側の滋養強壮、精力増強、生殖機能の改善などにも効果があるため、夫婦で一緒に飲むことがおすすめです。
定期購入なら初回71%オフで購入可能
ベルタプレリズムのさらに嬉しい点は、定期購入だとさらにお得になるところです。
単品購入の場合は1ヶ月分で6980円(税込)ですが、定期購入なら初回1ヶ月分が1980円(税込)で購入できます。(1日たった132円!)
また、2回目以降は4480円(税込)になるので、単品購入をするよりも定期購入は断然お得です。
ベルタプレリズムをチェックしてみる
他にも私が第一子の妊活中にやっていた「妊娠しやすい体を作る方法」は、下の記事で詳しくご紹介しています。
妊娠しやすい体づくりの7つの方法!妊活するならまずは自分の体を整えよう
妊活ができないことがストレスなら妊活を優先させても良いかも
もちろん、そんな中でも「1日でも早く妊娠がしたい」と考えている人は多いと思います。
「人間の体は1日ごとに老化が進むから、妊娠は1日でも早い方が良い」と私も日々思っています。
もしコロナの影響で妊活ができないこと・妊活をしていないことにストレスや不安を感じる人もいるかもしれません。
その時は妊活を優先させてもいいと思います。
(もちろん私は医療関係者ではないので偉そうなことは言えませんが・・・)
ですが、やはりコロナがまだ収束していない時期に妊活をするにはリスクはあります。
それは母親だけでなく同居する旦那さんやお子さんにもそのリスクを背負わせてしまうことになります。
そのリスクや覚悟をした上で、夫婦で話し合って妊活をすることが重要だと思われます。
また、延期を決めた方はあまり悲観的にならず今は自分や家族の命を大事にし、コロナが落ち着き妊活を再開すると決めたら、その時は一緒に頑張りましょう。