子供を持つママなら誰もが知っている「だるまさん」の絵本シリーズ。
我が家も「だるまさん」のシリーズ3冊セットを出産祝いでいただいたので、毎日のように子供に読み聞かせをしています。
「だるまさん」の絵本は2007年12月に出版され、2018年時点で10周年を迎えました。
発売から10年でなんとシリーズ累計551万部を突破する、超がつくほどの大人気絵本になっています。
なぜこんなにも「だるまさん」シリーズは人気なのか?だるまさんシリーズの内容や長年愛される魅力をご紹介します!
- 「だるまさんが」の絵本は大人気!その中身とは?
- 「だるまさん」シリーズが子供から人気の理由や魅力
- ずっと愛されている絵本には子供が夢中になる理由がある
- だるまさんシリーズまとめ!園向けに大型絵本もあるよ
「だるまさんが」の絵本は大人気!その中身とは?
「だるまさん」の絵本の作者はかがくいひろしさんです。
かがくいさんは2005年「おもちのきもち」で第27回講談社絵本新人賞を受賞して以来、「おむすびさんちのたうえのひ」「だるまさん」「おしくらまんじゅう」「がまんのケーキ」などの作者でもあります。
2009年に54歳ですい臓がんのため急逝してしまったものの、4年という短い期間のうちに多くの作品を発表しています。
だるまさんシリーズでは、「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊が出版されています。
この3冊は同じだるまさんが登場しますが、全てお話の内容が変わり、子供に伝える目的や内容も異なります。
この「だるまさん」シリーズは、だるまさんの動きやお話の内容が赤ちゃんから大人まで楽しむことができる上、「泣く子も笑う絵本」とも言われるほど、多くのママやお子さんから愛されています。
実際にうちの子供は絵本に興味を持ち出した生後半年くらいから、このだるまさんシリーズは読んでいます。
赤ちゃんの頃でも確かに笑っていましたし、本格的に絵本にハマりだした1歳半頃からは自分でだるまさんの絵本を私の方へ持ってきて「読め読め!」と命令するようになりました。
そんなだるまさんシリーズの内容やあらすじを、1冊ごとにご紹介していきます。
「だるまさんが」のあらすじ
「だるまさんが」は、だるまさんの動きを楽しむ絵本になっています。
「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」と左右に揺れるだるまさんが、その後様々な動きをして笑わせてくれます。
その動きの音が「どてっ」「ぷしゅーっ」といった赤ちゃんが喜ぶ擬音になっているので、だるまさんの動きを理解していない赤ちゃんでもなぜか笑ってくれます。
その後も左右に揺れるだるまさんが次々に変わった動きをしてくれるので、子供は大喜びです。
普段大人がやらないような面白い動きを音を交えて聞くことが、子供にとってはとても楽しいんだと思います。
この「だるまさんが」は、だるまさんシリーズの中では定番の絵本となっています。
「だるまさんと」のあらすじ
「だるまさんと」は、だるまさんの仲間たちが登場し、だるまさんとお友達で様々な動きをしてくれる内容になっています。
登場する仲間は、いちごさん、メロンさん、バナナさんといった果物ばかりです。
離乳食がスタートしているお子さんなら見たことや食べたことのあるフルーツが登場するので、そこも魅力です。
また、「ぽにんっ」「ぎゅっ」「ぺこっ」といった動きをだるまさんが仲間たちと一緒にやってくれます。
だるまさんたちの動きを親子で真似することで、お子さんとのスキンシップにもなります。
「だるまさんの」のあらすじ
「だるまさんの」は、だるまさんの体の部位を使って遊んでくれます。
赤ちゃんの頃はまだ体の部位がわかっていないので、読んでもお子さんはポカンとするかもしれませんが、目や歯、髪の毛といった部位が登場するので、体の部位が分かり出す1歳半頃から楽しめると思います。
ちなみにうちの子供は、この「だるまさんの」の絵本で目と歯と髪の毛を覚えてくれました。
「だるまさん」シリーズが子供から人気の理由や魅力
「だるまさん」シリーズは、どこの支援センターや子どもの遊び場へ行っても必ず置いてあるくらいに人気の絵本です。
たくさんの絵本がある中でも、なぜ「だるまさん」シリーズはこんなに人気なのでしょうか?
その理由を、私が子供に毎日読み聞かせをして思った点も踏まえてご紹介します。
子供にとっては擬音が面白い
「だるまさん」の絵本には、擬音が登場します。
例えば、「だるまさんが」なら「どてっ」「ぷしゅーっ」「びろーん」といった音、「だるまさんと」なら「ぽにんっ」「ぎゅっ」「ぺこっ」といった音が登場します。
この短くて耳に残る擬音は、まだねんねの赤ちゃんにとっても面白いと感じ笑ってくれる音でもあります。
また、少し言葉が話せるようになれば、子供が真似をして「ぷしゅーっ」「どてっ」など一緒に言ってくれるようになるので、そこも子供からすれば面白いのでしょう。
だるまさんの揺れを一緒にママと楽しめる
「だるまさん」シリーズでは、「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」や「だ・る・ま・さ・ん・と・・・」など、だるまさんが左右に揺れるところから始まります。
この時に、ママがだるまさんの動きに合わせて一緒に左右に動くことで、お子さんも真似して左右に体を揺らすようになります。
うちの子どもの場合はこの動きがしたいがために「だるまさんの絵本を読んで」と持ってくるようになったため、ママと一緒に体を揺らすということが子供にとっては面白いのでしょう。
長文でないため子供が飽きずに最後まで見てくれる
長文のストーリー性のある絵本を読み聞かせてしても赤ちゃんはすぐに飽きてしまいますし、まだ言葉がわからない1歳~2歳くらいのお子さんも集中して見てくれません。
ですが、だるまさんシリーズはどの本もストーリーにはなっているものの、短い言葉のみ書かれていて、文章ではありません。
そのため、最後まで子供が飽きずに聞いてくれます。
また、読んでいる側としても文章が短い方が読みやすいので、読み聞かせをするママやパパからも人気なのです。
読み方が自由自在
だるまさんシリーズは他の絵本に比べると、見た目も中身も大きく変わった点があるというわけではありません。
ですが、少し読み方を変えるだけで伝え方が大きく変わり、お子さんにとっても捉え方が大きく変わるので、飽きずに何度でも読めるという特徴があります。
例えば「ぷしゅー」「びろーん」といった音だけを強調して読んでみてもいいですし、「だるまさん倒れちゃったね~」とだるまさの動きにスポットを当てて読んでもいいと思います。
また、左右に揺れるだるまさんをメインに親子で揺れて楽しんでもいいでしょう。
だるまさんシリーズは大人が読んでも「奥が深いなぁ・・・」と思わされるような本です。
お母さんやお父さんが読み方を変えるだけで、お子さんにとってはまた別の絵本にもなるのが、だるまさんシリーズが人気の理由でもあるでしょう。
ずっと愛されている絵本には子供が夢中になる理由がある
以前、絵本だけに特化した本屋さんのご主人が、子供を集めて絵本の読み聞かせをしてくれたことがありました。
その時にご主人が読んでくれたのが、長年親からも子供からも愛されているベストセラー絵本たちでした。
その中にもちろんだるまさんシリーズも入っていたのですが、その際ご主人がこんなことを言っていました。
「ベストセラーになる絵本には長年愛される理由がある。親からすれば『これ私の時代からある絵本だからもう古いし買いたくない』と思うかもしれない。
でも大人は何度も見ている本かもしれないけど、子供からすれば『初めて見る本』に変わりはない。
だから大人の個人的な主観で絵本を選んではいけない。
子供が読みたがる・欲しがる本をぜひ買ってほしいし、ベストセラーの絵本は子供を引きつける魅力がある本だから、絵本選びに悩んだら昔からあるベストセラーの絵本を買ってあげてほしい」
それを聞いた途端、「確かに私は自分の時代からある絵本は古いイメージがあって買わなかったけど、言われてみればそうだな・・・」と思い知らされました。
数多くの絵本がたくさん出版されている中、長年親からも子供からも愛されるベストセラーの本には愛される理由があるのです。
その魅力は大人にはわからなかったとしても、子供にはわかるのかもしれないのです。
もし絵本選びや出産祝い、誕生日プレゼントなどに悩んだら、長年愛されているだるまさんシリーズの本も候補に挙げてみてくださいね。
だるまさんシリーズまとめ!園向けに大型絵本もあるよ
だるまさんシリーズには、「だるまさんが」「だるまさんと」「だるまさんの」の他にも、3冊セット、大型絵本が販売されています。
だるまさんが
だるまさんと
だるまさんの
だるまさんシリーズ3冊セット
「だるまさんが」「だるまさんと」「だるまさんの」の3冊がセットになったものも販売されています。
だるまさんシリーズ大型絵本
保育園や幼稚園でもだるまさんシリーズは選ばれていて、読み聞かせ用に大型の絵本も販売されています。