実際に私が結婚して一番嫌で嫌で仕方がないのが、まさに義実家帰省です。
自分の実家でもないのに、時期が来れば手土産を持って子供を連れて挨拶に行かなければいけない。
これは嫁にとっては本当にストレスでしかありません。
また、義実家へ行って日帰りでささっと帰れるご家庭もあれば、距離的にも日帰りは厳しく泊まりになってしまうご家庭もあるでしょう。(我が家はもちろん後者です)
そんな義実家帰省はなぜこんなにも辛くて嫌で仕方がないのでしょうか。
嫁にとっての義実家帰省の辛さや、義実家帰省のあり方について考えていきます。
義実家に行きたくない!嫁にとってなぜこんなにも辛いのか?
「義実家に行きたくない!」というお嫁さんの気持ち、本当に〜よくわかります。
その理由は上でも書いた通り、私も義実家帰省がこの世で一番大嫌いだからです。
我が家の場合は、旦那の大型連休のゴールデンウィーク、お盆、年末年始(正月)は必ず泊まりで帰省をしなければいけません。
なぜこんなにも義実家への帰省が辛いのか、行きたくないのに行かなければいけない嫁の辛さを語っていきます。
妻が義実家帰省が辛い・嫌い・行きたくない理由
なぜ嫁にとってはこんなにも義実家帰省が辛いのでしょうか。
行かなくていいのなら行きたくないのが本音ですし、さらに言えば義家族と絶縁できるならしたいくらいです。(・・・よね!?)
そんな嫁にとって、義実家帰省が辛い理由を挙げていきます。
自分の実家ではないから休まらない
まず何が嫌かって、自分の実家ではないので体も気持ちも全く休まらないこと。
自分の実家であれば帰省は最高です。
親に甘えられるし、普段やっている家事もしばらくお休みできるという人もいるでしょう。
ですが、義実家は旦那さんの実家であって、嫁の実家ではありません。
つまり仲の良い友達でもなく、結婚してから知り合った血の繋がりのない他人の家で過ごすということなのです。
こんな人たちに囲まれれば帰省と言っても気持ちは休まらないし「ゆっくりして言ってね」と言われてもゆっくりできないのが嫁の本音です。
嫁としての仕事をしなければいけない
そして義実家に着けば、嫁は嫁としての仕事をしなければいけません。
例えば、義母と一緒に食事を作る、料理を運ぶ、洗い物をする、お茶を入れるなどです。
またさらに言えば、うちの場合はこれプラス掃除や食材の買い出しまでお願いされることもあります。
そして話の中でも旦那を立てる、義母を立てる、義父をたてる、義兄弟を立てるなど、会話の中身にも失礼がないかを気にしなければいけません。
その結果、気づけば「帰省って言っても普段の自宅よりも働いてる気がする・・・」と思ってしまうくらい、嫁は精神的にも肉体的にもどっと疲れてしまい、ゆっくりできないのです。
慣れない場所での育児
赤ちゃんや小さな子供がいる場合、やはり慣れていない場所での育児は大変です。
赤ちゃんなら母乳をあげたりミルクを作って飲ませたり、離乳食を食べている子供がいる場合はキッチンを借りて離乳食を作ったり温めたりしなければいけません。
また、泊まりとなればお風呂も借りる、ママも子供も慣れない場所で寝かしつけをすることにもなります。
さらに、大型連休の帰省となれば兄弟や親戚が集まることで人数も増えるため、違う部屋へ母乳をあげに行ったりオムツを変えたりするのも大変です。
また、いつもは家にあるものがないので、勝手が違うことでさらに育児はしづらいです。
毎日自宅で行っている過酷な育児を違う場所で、さらに義実家でやらなければいけないので、これはママにとってはかなりのストレスです。
「子供が生まれたことでさらに義実家へ行きたくなくなった」というのはよく聞く話です。
義実家に行ったところで面白くない
帰省は一大イベントのように思っている義家族(特に義母)は多いですが、正直嫁からすれば義実家に行ったところで何も面白くないのです。
なぜなら、ただの家だからです。
長時間の移動やお金をかけてわざわざ義実家へ行ったところで、ディズニーランドのような夢の国に滞在できるわけではないですし、動物園があるわけでも水族館があるわけでも人気のショップが入っていてお買い物ができるわけでもないのです。
ただただ、他人の家で過ごすというだけなのです。
それだったら、貴重な連休を義実家で過ごすよりかは旅行やレジャーに出かけた方が数倍楽しいですし、そっちにお金や時間を使いたいのが本音です。
「結婚をしたら義実家へ行き、特に何をするわけでもないけど一緒に過ごす」というのは、嫁からすれば早く帰りたくて仕方がない時間なのです。
義母(姑)と性格が合わない
これは結婚あるあるですよね。
義両親と同居ではなく別居であっても、義母と性格が合わない・話が合わないというお嫁さんは多いはず。
まさに私もこの状態で、義母はかなりの完璧主義で「夫と立てるザ・専業主婦」という感じですが、私はズボラで夫を全く立てれない適当主婦であるため、様々な面で考えや意見が合いません。
例えば、料理を一緒に作っても「それじゃない」「切り方はこうよ?」「こうした方が盛り付けはキレイになるからもう一回やり直して」などと普通に言われるので、切り方も盛り付けも特にこだわりのない私にとっては義実家帰省はストレスでしかありません。
また、やはり何といっても自分の両親と同じくらい、もしくはそれ以上に歳が離れている義理の母とは生きてきた時代が違うのです。
自分を産んで育ててくれた母親とも意見の食い違いや考えの違いはあるため、それが他人(義母)となれば、より意見の食い違いや考えの違いはあるはずです。
ですがそれを柔軟に対応して嫁側が上手に付き合っていかなければいけないという義務感も、嫁からすればストレスでしかありません。
義家族に子供を触られたくない
「義家族、特に義母に子供を触れらたくない」というママは多いです。
私の周りでも「義母が子供を抱っこしようとするたびに『そろそろ母乳なんで!』と逃げてる」というママ友もいるほどです。
これは、産後のママはホルモンバランスが通常とは異なることで「子供を触らせたくない」と思ってしまうことがあります。(=通称「ガルガル期」)
そんなガルガル期に義家族に子供を触られたくないのはもちろんですが、義家族が嫌いと思っているママなら義家族に対してずっとガルガル期かもしれません。
「子供に触らないで」と思ってしまうママにとっては、義家族帰省はただただ苦痛でしかありません。
今後もこの帰省が続くストレス
そして何より、自分にとっては義理であっても家族であるため、義家族には悪い対応はできません。
「義実家に行きたくない」「義家族(or義母)嫌い」と思っていても、夫のご両親・家族だからこそ無下には扱えないのです。
さらに言えば、今後も時期が来れば帰省をしなければいけないですし、付き合い続けなければいけないのです。
子供がいる場合は、「子供の顔を見たい」と言われればやはり見せに行かなければいけないですし、帰省以外でも子供の行事の度にも会わなければいけません。
言い方は悪いですが義両親が他界をするまで、もしくは旦那と離婚をするまで付き合い続けなければいけないのが義家族なのです。
義実家帰省は誰の何のための帰省?帰省のあり方を考える
上で挙げたとおり、結婚をしたら旦那さんの実家(義実家)に行かなければいけない日本の制度は、嫁からすればただただ辛いだけです。
はっきり言って、旦那の両親というだけであって義家族は他人ですし、行ったところで休めない、面白くない、今後もずっと続くと考えると、義実家に行く直前でなくても妻としてはブルーになってしまいます。
(私はふとした時に次の義実家帰省のこと考えて、よくブルーになります・・・)
今後一切、義両親に息子(夫)や孫の顔を見せないわけにもいかないから、嫁としては困ってしまうのです。
ですが、誰の何のための帰省なのかを考えると、旦那さんの実家へ帰省する際、嫁はいらないと私は思います。
結局、義両親が会いたいのは息子(夫)と孫であって、嫁はついでなのです。
義両親からしても、嫁は他人でありどこか気を遣う存在です。
それなら、義実家帰省のあり方を変えてみても良いのでは?と思ったりします。
例えば、下記のようなことです。
①旦那だけが子供を連れて義実家へ帰る
そもそも義実家は旦那の実家です。
それなら、旦那が子供を連れて帰ればいいし、無理に嫁を連れて行く必要はないと思います。
この「義実家帰省が嫌だ!」ということで夫婦仲がこじれるくらいなら、嫁は義実家なんて帰らなければいいのです。
ですが、「旦那に子供を連れて義実家に帰られるなんてそっちの方が無理!それなら私も行く!」という奥さんもいると思います。
(もちろん私もまだ子供が小さいからそうです)
それなら、下記の案もアリだと思います。
②義実家に帰省ではなく中間地点で集合をする
嫁からすれば「義実家だから辛い」のであって、ホテルに滞在するのであれば少し旅行気分にもなって義実家よりも楽しめます。
義実家の場合はだらだらと長時間過ごしてしまいますが、ホテルならチェックアウトの時間もあるのでささっと解散ができるし、その帰りに観光だってショッピングだってできます。
(実際に我が家は、私が義実家帰省で病みすぎてこの中間地点で1泊案を、旦那から義母に提案して欲しいとお願いしている最中です・・・)
義実家帰省が苦痛な嫁からすれば、日本の「結婚したらお互いの実家へ帰省をする」という制度は早く無くなって欲しいのが本音です。
むしろ、もう令和なんだからこの「自分の実家は自分(夫)だけが帰る」もしくは「義実家帰省ではなく義実家集合」が当たり前になればいいのにと、ただただ願っています。