「ママ友からマウンティング(マウント)された!」という話はよくある話。
例えば、高級外車を乗っているママ友が「国産車って乗り心地どうなの?運転しづらくない?」と言ったり、同じマンションのママ友が自分よりも高い階に住んでいることをアピールしてきたりと、ママ友のマウンティングはよくある話です。
同じママ・女・妻という立場であることや、子供の年齢が同じくらいだとマウントをしたくなるのかもしれませんが、その中でも私が不快だったママ友マウントは「子供の性別マウント」でした。
子供の性別マウントとは一体どんな内容なのか?それに対して思うことについて、ご紹介します。
【ママ友のマウンティングエピソード】子供の性別マウントとは?
私は旦那の転勤で知らない土地に来て出産をしたこともあり、子供が赤ちゃんの頃から支援センターやママ同士の交流の場に毎日のように通い、多くのママ友を作りました。
その中でも少し話してみて「この人ちょっと話合わないな・・・」と思っても連絡先を聞かれたら一応教え、ランチに誘われたらとりあえず行ってみるということはしていました。
その結果、多くのママたちと交流を持った私は「このママすごいマウントしてくるな・・・」と思う人にも何人か出会いました。
例えば、車マウント、年収マウント、高級バッグマウント、ベビーカーの値段マウント、抱っこ紐の値段マウント、旦那のスペックマウントなど、本当にあらゆるマウントを経験しましたが、その中でも一番不愉快なマウントは「子供の性別マウント」でした。
ママ友「うちは女の子でよかった。男の子は育てられない無理」
我が家には男の子がいますが、まだ息子が赤ちゃんだった頃仲良くなった8歳年上のママ友がいました。
そのママ友は年上ということもあり面倒見がよくいい人だったのですが、ある日話の流れからこんなことを言われました。
「うちは女の子でよかった〜。男の子は育てられない絶対無理」
これは女の子のママ同士だけの会話なら、まだ許せるかもしれません。
ですがそのママ友は、うちの息子が無邪気に機嫌よく遊んでいる姿を見て言ったのです。
しかもまだ「育てられない〜無理〜」な要素がない、床でコロコロ遊んでいる赤ちゃんの息子に向かって。
そしてうちの息子の顔をまじまじと見ながら言ったのです。
もう私には怒りしかありませんでした。
私にとっては息子は天使で「一生捧げて大事に育てていく!」と決めている大事な大事な我が子なのに、人様の子供に向かってそんなこと言う?????
こっちこそあんた無理だわ!!!!!
よその子供の性別を他人がとやかく言う筋合いない
そのママ友は深く考えずに何気なく言ったのかもしれませんが、言われた側の私にとっては深く傷ついた言葉でした。
傷ついたというか、とにかく言われた直後はムカついてムカついて仕方なかったのです。
子供の性別は親にだって決めることができないんだから、他人にとやかく言われる筋合いはないし、育てるのは私。
想像だけで「育てられない無理」なんて、他人に言われる筋合いはない。
そして女の子でも男の子でも自分の子供だったら絶対に可愛いし、産んだ以上は責任を持って育てるのが親の義務。
そんな義務を果たしている最中に「男の子無理〜女の子で本当によかった〜」なんて言われたら、世界中の男の子ママが怒り狂うに違いない。
そしてそもそも、男の子を育てた経験がある人が言うならまだしも、まだ育てたこともない人が想像だけで「男の子無理」と思っているのもどうなのかという話。
とにかく言われた直後は、自分の子供を否定された気がしてイライラが止まらなかったのです。
そもそも「女の子がいい」「男の子がいい」は私にとっては贅沢な話
そもそもな話になりますが「絶対女の子がいい!」「次こそ男の子が欲しい!」と言うママはよくいますが、これも私にとってはすごく贅沢な話だな〜なんて思ったりします。
私もよく妊娠中に「男の子と女の子どっちが欲しいの?」と周りから聞かれたことがありましたが、私は必ず「もう本当にどっちでもいい!」と答えていました。
うちの場合は結婚前からのセックスレス(旦那側のレス)で、一人目も二人目も子作りが大変でした。
↓その話はこちら
そして子作りを始めたもののすぐにはできない。
一人目の時は、毎月生理が来るたびに何度泣いたか分からないくらいです。
そんな中、妊活を始めて7ヶ月ほどでようやく一人目を妊娠し、再度産後セックスレス(3年半完レス)を経て二人目を妊娠した時は、一人目の妊娠と同じくらい飛び跳ねて喜びました。
そのくらい我が家にとっては妊娠は奇跡でポロッと簡単にできたわけではないので、「性別なんて本当にどっちでもいい」と思っていました。
最近は子供の性別を決めてから妊活をする「産み分け」をする夫婦も多いみたいですが、我が家はもちろん産み分けなんて全く考えませんでした。
もう元気で健康に生まれてくれれば、それだけでよかったのです。
なので私にとっては「女の子がいい」「男の子は嫌」という発言は、本当に贅沢な発言だと思ってしまうほど。
もちろんそういった願望があるのは悪いことじゃないですが、それを口に出すのはなんか違う気がする。
そしてそれを他人の子供とその親に向かって言うのはもっと違うし、かなりの非常識な発言だと思うのです。
【その後のママ友の話】マウンティングは自分に返ってくる
そしてそのママ友の発言から約2年半後、久しぶりにそのママ友に会ったらなんと妊婦さんでした。
「え!おめでとう!いつ生まれるの?」などと話していると「実はさ〜・・・次男の子なんだよね。どうしよう・・・」と言われたのです。
その時に一瞬にしてあの発言が蘇った私は、ただただ「昔私に言ったこと、そのままお腹に向かって言ったらいいんじゃない?」と思ってしまいました。
(今だに根に持ってる。忘れてねーからな)
もちろんそこは大人なので「男の子だって可愛いよ〜!上が女の子だししっかりしてくれるから、弟の面倒もちゃんと見てくれるだろうし大丈夫だよ!」と言っておきましたが。
そのママ友は上の子が赤ちゃんだった頃から「二人目も絶対女の子がいい!男の子は無理だから」とよく言っていたので、 男の子と知ってガッカリしたとのこと。
ま〜そんなこと言いながらも、いざ生まれてきたら絶対に「男の子も可愛いね!」とか言いそうですが。(そうなることを願ってる)
「マウンティングをして人を不快にさせたことは、ちゃんと自分に返ってくるんだな〜」と、そのママ友から学びました。
Twitterでもこの話は大反響に
私がTwitterでこの性別マウントママの話をしたところ、たくさんの反響がありました。
昔ママ友に「うちは女の子でよかった。私は男の子は絶対無理」ってうちの息子の顔を見ながら言われたことがあるんだけど、さっきバッタリそのママに会ったら妊婦さんで「次男の子なの!どうしよー!」って言われたから「昔私に言ったことそのままお腹に向かって言ったらいいんじゃない?」って思った。
— わら子 (@warakochan_Tw) 2020年11月18日
すると多くの方からこのようにコメントをいただきました。
はじめまして
— kitty (@kitty49138872) 2020年11月18日
私(娘1息子1)も3人目ができた姉妹ママに会った時次も女の子で本当によかった、お行儀も悪くないしって言われていやいや、おたくのお嬢さんメチャクチャがめつくてわがままですけど?って思いました😊
え! 大丈夫? 女の子じゃなくて残念だったね(`・∀・´) って言っても問題ない
— まーぼー (@maabou_san) 2020年11月18日
上の子女の子。1歳台に男の子ママを見ては胸の中でそう思ってましたが。が、下に男の子産まれたらもう男の子最高⤴️このアホさが最高⤴️に変わっております。よその子でも可愛いです☺️
— mojiko (@mojimojishimasu) 2020年11月18日
他にも引用RTなどでは「私はこの逆でした。『女の子は生意気だからかわいそう。男の子はずっと甘えん坊でかわいいのに』と言われた」など、その逆パターンの性別マウントもよくあるようです。
男の子でも女の子でも「自分の子供しか可愛くない」と思っているようなママの場合、そのような性別マウントは日常的に起こるようですね。
性別マウントしたところで、かわいそうなのはその後生まれてくる自分の子供
このママ友の性別マウンティング発言で、私はただただ怒りでしかなかったのです。
必死に子育てを頑張っている最中に自分の子供を否定するような発言をされ、まるで「自分は女の子を産んだ勝ち組、あなた(私)は男の子だから育児も大変だし負け組」みたいな発言に聞こえてしまい、そのママ友とはしばらく距離を置いたほどでした。
ですが、性別マウントを取ったところで一番かわいそうなのは、その後に生まれてくる子供です。
このママ友の場合は、あの発言とは裏腹に見事に二人目は男の子でしたが、このお腹にいる子は自分のママがあんな発言をしていたことを仮に知った時に、どんなに悲しむだろうと思ってしまうのです。
自分の母親が「男の子は無理。育てられない」と言っていたなんて知ったら、まるで自分を否定されたように感じてしまうはず。
「なぜ自分にも今後男の子を妊娠する可能性だって十分にあるのに、あのママ友はあんな発言ができたんだろう」と思ってしまうくらい。
それが自分に返ってきたわけですが、これからはあんな発言は絶対にせずに生まれてくる赤ちゃん(男の子)も大事に育てて欲しいと思いますが。
ママ友のマウンティングエピソードは不思議なことに尽きないですが、自分の生活や金銭面をマウントされるのは大いに結構。
だけど自分の子供やもう誰にでもどうしようもできないようなこと(特に性別)をマウンティングするのだけは、絶対にやめて欲しいですね。