男という生き物は、嫁よりも母親が大好きだと思う。
つまり、方程式で書くと「男=嫁<母親」となると思っています。
何かあれば嫁よりも母親の見方をするし、なんだかんだ言いながらも男って本当に母ちゃんが大好き。
いくつになっても母ちゃんが大好き。
少なくともうちの旦那は、本当に母さんちゃんが大好きです。
女が母親や父親にはそこまでしないようなことを、男ってやつは普通にやってのける。
そんな「こいつの母ちゃん愛やべぇな・・・」と思ったうちの旦那のエピソードをご紹介します。
うちの旦那の母ちゃん(義母)愛をご紹介。結局男はずっとママが好き
うちの旦那は結局母ちゃん(義母)が好き。
日頃旦那と暮らしていると、「こいつ母ちゃん大好きだな・・・」と思うことが度々あるので、ご紹介したいと思います。
義母へのLINEが全力すぎる
なぜか私のLINEのトークには、旦那と義母と私の3人のグループLINEが存在します。
義母が私にも知っておいて欲しい話を送ってくる場合は、この3人のグループLINEに送ってくるのです。
「いやいや、旦那と義母で2人で勝手に離せよ…」という内容でも送られてくるので結構迷惑なのですが、このグループLINEはちょこちょこ稼働しております。
もちろん私から義母に連絡をすることは滅諦にないので私からLINEを送ることはありません。
たいていは義母からLINEが届き、それに一言返信をする、というパターンが多いです。
口とLINEで言っているとこが違いすぎてびっくり仰天
以前、義母から「孫ちゃん(息子)の洋服送ったよ!時間あるときに着せた写真送って!動画だともっと嬉しい!」とLINEが入ったことがありました。
そのラインを見た私は「あーめんどくさ。写真ならまだしも動画かよ」と思っていたので、ひとまずスルー。
すると、同じタイミングで旦那もLINEを見たらしく、旦那も「ほんとあいつめんどくさいよな〜。なんで動画なんだよ。てか今度会うじゃん。その時にその服着ていけばよくない?」と言ってきたので、「任せるよ。返事してあげてよ」と言うと「LINE自体もめんどくせえな〜。なんでわざわざLINEしてくるんだよ」とブツブツ言っていました。
それを聞いて「じゃあ今言ったことそっくりそのままLINEで打って送ってやれば?」と内心思っていた私。
そして旦那がスマホをポチポチ打ちだし、義母にラインを返信をしました。
それを見た私はびっくり仰天。
「洋服送ってくれてありがとう!(ニコニコ)
また着せたら動画送るな♪
今度実家帰るの楽しみにしてます!」
え?????
3秒くらい前に言ってたことと全然違うんですけど。
というかさっきイライラした顔してた人が、ニッコニコの絵文字使ってる。
こいつめっちゃ母ちゃん好きじゃん・・・
母親に「いらないよ」が言えない
まだ旦那と付き合っていて同棲し始めた頃、義母が旦那宛に荷物を送ったらしく、「20-21時の時間指定だから受け取って欲しい」とその荷物の受け取りを頼まれたことがありました。
その日、旦那は飲み会で帰りが遅くなり、私は仕事が定時で帰れそうだったので「じゃあ荷物受け取っとくね〜」と言いました。
ですがその日、私が会社を出ようとすると先輩から飲みに誘われ、行くことになってしまった私。
私も帰りが遅くなりそうなので荷物受け取れないな〜と思い、そのお店に向かう間に旦那(当時はまだ彼氏)に電話をしました。
「ごめん!先輩に飲み誘われちゃったから私も遅くなる。明日荷物受け取るのでもいい?」と聞くと
「え!だめだよ!食品入ってるって言ってたし今日受け取って欲しいんだけど!」と言われました。
(じゃあお前が受け取れ)
「じゃあ早めに帰るよ」と言い、先輩に引き止められながらも急いでお店を出てダッシュで帰り、20:30頃に家に到着。
するとちょうどのタイミングで宅配業者が来たのです。
届いた荷物を開けてびっくり仰天。これいらないよね?
そして無事に荷物を受け取り、「あ、食品って言ってたから荷物開けて冷蔵庫に入れられるものは入れておこう!」と思い、荷物を開けるとこれまたびっくり仰天。
箱の中、スーパーのお惣菜がギッシリ。
しかも前日に送っているからほぼ全て賞味期限切れ。
中には賞味期限が翌日までのものもあったけど、つまり今日まで。
旦那(当時は彼氏)、飲み会。
食べるわけない。
なにこれ?
私、このスーパーのお惣菜の山のために先輩にペコペコ頭下げながら猛ダッシュで帰ってきたの?
そして旦那の帰宅後、この荷物について詳細を聞いてみると、義母は仕事で疲れていて自炊もできていないであろう息子を心配して、ちょこちょこ食べ物を送ってくれるらしい。
だけどスーパーのお惣菜がほとんど。
あとはお菓子だったり、乾麺だったり、缶詰だったり。
だけど、スーパーのお惣菜は届いた時にはだいたいが賞味期限が切れているし、飲み会も多いから結局全然食べないで捨てているらしい。
「だったらお義母さんに『いらない!』って言いなよ!お義母さんだって捨ててるってわかってたら送らないよ!」と言うと、
「えーめんどくさい。それに勝手に送ってくるんだからいいよ」
・・・・
それって結局、「いらない」って言うとお義母さんが悲しむから言わないだけでしょ・・・
受け取るのが母への優しさって思ってるのか・・・?
こいつめっちゃ母ちゃん好きじゃん・・・
嫁が泣いても母ちゃん
旦那の実家では、帰省をすると「嫁は家族のために働け!」と言わんばかりに、義母の指示のもと、嫁達は食事の支度、片付け、掃除、買い出しなどをやらされます。
義母の考えが古臭すぎてついていけず、旦那の実家へ帰省をすれば1日中クタクタになるまで働いているので、これが義母が死ぬまで続くと思うと泣きたくなる。
何度、帰省前に胃が痛くなったか、旦那の実家へ行きたくなさすぎて何度布団の中で涙を流したかはわかりません。
そんな我慢に耐えていた私は旦那に「もうお義母さんの嫁いびりに絶えられない。なんでこんな一日中嫁だけ働かされて休む暇もないし、貴重な大型連休を奴隷のように働いて過ごさなきゃいけないの!?」と何度かブチ切れたことがあります。
すると旦那は優しく話を聞いてくれて「そっかそっか」と言ってくれる。
だけど最終的に
「まあお母さんも悪気はないし、もう少し付き合ってあげてよ」
と返されるのです。
こんなに嫁が泣きながら「もう嫌だ!」と言っていても結局母ちゃん。
母ちゃんには何も言えないらしい。
こいつめっちゃ母ちゃん好きじゃん・・・
義母の悪趣味な趣味も「ちょっとした趣味」という認識
義母はめっちゃくちゃ特殊な趣味を持っています。
ここで書くと特定されてしまうくらい、めちゃくちゃ特殊です。
そしてそれを嫁にまで「どう?やらない???」と誘ってきます。
私も義兄嫁も渋々付き合うことはあったものの、「もう限界!!!こんなん本当に無理!」と私が爆発し、旦那に相談したことがありました。
するといつもの「そっかそっか」と話を聞いた後に
「まあお母さんもそんなに長生きしないからさ。たまに一緒にやるちょっとした趣味だって思ってよ」
と言うのです。
上の義実家への帰省の件もそうでしたが、「まあ母さんも◎◎だからさ、◎◎してあげてよ」という定型文のようなフレーズを馬鹿の一つ覚えみたいに使ってくる旦那。
長生きしないからさってまだあんたの母ちゃん60代ですけど。
今の時代の60代の生命力なめんなよ。
やっぱり嫁より母ちゃん。
結局母ちゃん。
こいつめっちゃ母ちゃん好きだわ・・・
旦那、母親にまじで弱い説
私にとっては拒否反応が半端ない義母ではありますが、旦那にとってはかけがえのない母親なのはわかっています。
旦那をお腹の中で育ててくれたのも、痛い思いして産んだのも、汗水垂らして一生懸命育てたのも義母なんだから、旦那にとって大事な人なのはわかってる。
私だって母親がいるし、母親には心から感謝してる。
自分が子供を産んで、改めて母親の偉大さを実感している。
だけど、男って大人になっても母ちゃん好きすぎないか??
「嫁が困ってるからこういうことやめてあげてよ」「もう少し嫁にも休む時間与えてあげてよ」って言えばいいだけの話。
「荷物もういらないから!俺飲み会多くて食べられないし!」って言えばいいだけの話。
なんでこれが言えないんだろう???
私は自分の母親に「お母さん若作りしすぎ!やめなよその服!」とか「その趣味の悪い髪型今すぐやめなよ」(←結構ひどい)とか普通に言っちゃう派。
というか余裕で言える。
というか言ってあげないと母親は気づかないから。
だけど、旦那の場合は「これを言ったらかわいそう」「母親が悲しむから言わないでおこう」という思考になっているに違いない。
私の周りでも「旦那は母親にマジで弱い」と言う女友達多数のため、「旦那、母親にマジで弱い説」は立証されました。
男にとっては生まれてから初めて出会った女が母親
「きっと男にとっては初めての女が母親なんだろうな」と最近思う様になった私。
お腹にいる時から母親に育ててもらって、母親が見えなくなれば「ママママ〜」と母親を探して、気づけば毎日一緒にいる女は母親。
小さい頃から唯一の異性であって、母親はどこか特別な存在なのかもしれない。
女からしたら母親はそんなに強い存在ではないけど、男からしたら母親ってものすごく強い存在なのかもしれない。
だから「大事にしなきゃいけない」と思うのかもしれない。
まあだからといって、私は初めて出会った異性である父親を「自分の中の強い存在」とは思わないし、父親にも「その服だっさ」とか普通に言っちゃうので、女にとっての父親と、男にとっての母親の存在は、全く別物なのかもしれない。
だから結局はやっぱり男は嫁よりも母ちゃん。
結局死ぬまでマザコンなのです。