旦那が育児をしてくれない。
旦那に育児をお願いしたら頼んだことしかやってくれない。
結婚して子供ができれば、育児の負担が母親に傾くのはよくある話です。
子供ができた時や生まれた瞬間はあんなに大喜びしてくれた旦那も、いざ子育てが始まれば全くやってくれない、協力的じゃない、頼んだことのみやってどこかに消える、というのは育児中のママなら経験はあるでしょう。
そんな私も子供が生まれたばかりの頃は育児に非協力的な旦那にイライラしていましたが、ある日「育児をしない旦那側の気持ち」がわかってしまったことがありました。
- 世の中には育児をしない旦那が多い。それはうちもだった。
- ワンオペ育児の私が、育児をしない旦那側の気持ちがわかった話
- ママにとって頼れるのは旦那しかいないのに「ワンオペ育児」が当たり前の世の中
- 「ワンオペ育児」という言葉を知らない旦那も多いのも原因の一つ
世の中には育児をしない旦那が多い。それはうちもだった。
普段はほぼワンオペ育児の私ですが、育児に積極的ではなかった旦那に対して毎日のようにイライラしていましたし、それは子供が小さい現在もまだまだ続いています。
ですが先日、私が自分の実家に帰省をした時、なぜ世の旦那たちが育児をしてくれないのかがわかってしまった気がしました。
うちの旦那の育児に対しての協力度は70%
うちの旦那の育児協力度は70%というところだと思います。
周りのママ友の話を聞くと、全く育児をしてくれない、育児に興味がない、むしろ子供にあまり興味がないという旦那さんもいるので、それに比べればうちはわりと協力的な方だと思います。
ですがこれも今は70%というだけで、子供が生まれたばかりの頃の旦那は育児協力度は5%でした。
私が初めての育児でアタフタしていても何もしようとしない、リビングにも来ず自分の部屋で黙々と何かをしている、何か頼めば「えええ?俺?」と言われる。
今思えば最低最悪でした。
そんな旦那も厳しく教え込んだことで育児ができるように
ですがそんなうちの旦那でも、私が厳しく教え込んだことで今ではここまでできるようになりました。
● オムツ替え(うんち・おしっこどちらも)
● ご飯を食べさせる(子供の食器の洗い物まで)
● 公園に連れて行く
● おもちゃで一緒に遊ぶ
● お風呂を入れる(一緒に入るところから一緒に上がってくるところまで)
厳しく教えこめば人間、ここまでできるのです。
もちろん最初はここまでできないのは当たり前です。
それは私も一緒。
だけど母親は子供が産まれた以上やらざるを得ないから初めてのことも果敢にやるのに、旦那は自分からは一切育児をしようとしませんでした。
そんな日が続いた時に、私が常日頃から育児でカリカリしていてそのイライラやカリカリが全て旦那に向けるようになってからは「やべえ。俺もやらなきゃそろそろ殺される・・・」と思ったのか、旦那も徐々にいろいろできるようになり、今では旦那が休みの土日はかなり育児も楽になってきました。
ワンオペ育児の私が、育児をしない旦那側の気持ちがわかった話
そんな私が先日地元で大事な予定があり自分の実家に息子を連れて2週間ほど帰省をした時、ふと思うことがありました。
「あ、周りの友達の旦那にも育児やらない・やろうともしない旦那がいるけど、きっとこういうことなんだろうな。だからあいつら(←)はやらないんだ」と。
それは何かというと、実家でこんなことがあったからです。
実家に帰ると息子をお世話してくれる両親や妹がいる
私が実家に帰ると父も母も、まだ実家にいる妹までもが息子と朝から晩まで遊んでくれるし、息子のご飯もあげてくれます。
また、やんちゃ盛りの息子が悪いことをすれば「こら!!!だめでしょ!」としっかり怒ってくれます。
そんな毎日を実家で過ごしていた時に、私は気づいてしまったことがありました。
それは「あれ?私この2週間、息子とあまり遊んでないし息子のことを怒ってないな・・・」ということ。
普段の自宅にいれば、息子と毎日のように家でおもちゃで遊んだり、追いかけっこしたり、絵本を読んだりかなり息子には時間を割いて遊んでいます。
また、息子が悪いことをすれば全力で怒って息子からそれをやめさせようともします。
だけど実家にいると、私の代わりをやってくれる人がいるからそれに甘えてしまい、結果帰省した2週間、親として当たり前のことを母親である私がやらなくなる、ということに気づきました。
私がやらなくてもそれをやってくれる人がいる、だから別に私がやらなくていい。
本来は私がやるべきなのに私のこの2週間かなり育児サボってたな・・・
ん???これって育児やらない旦那たちが思ってることじゃないのかこれ????
今の私は育児やらなくて影で妻に愚痴られまくってる旦那たちと同じだ!!!
旦那たちは「自分の代わりに育児をやってくれる人がいる」と思っている
つまり、帰省中に育児を放棄(?)した私のように、世の育児をしない父親からすれば「自分の代わりに育児をやってくれる人がいる、だから自分はやらなくてもいい」と思っているに違いないということに気づきました。
ママからすれば育児は父親・母親の2人でやるべきだしパパにもしっかりできるようになって欲しいし、理想は2人で仲良く育児をしているところを想像していたはず。
それなのに旦那は育児をやらないしやろうともしないし、お願いしても「え?俺が?」とか言う時だってある。
きっと育児をやらない旦那たちは、育児を嫌がらずに黙ってやる嫁(ママ)に甘えているのです。
(実際に帰省中の私は、育児をやってくれる父にも母にも妹にもとことん甘えていた)
ママにとって頼れるのは旦那しかいないのに「ワンオペ育児」が当たり前の世の中
今の日本では「ワンオペ育児」が当たり前になりつつあります。
ワンオペ育児とは、ワンオペレーション(=一人体制)育児のこと。
母親だけが育児をしてそれ以外の人間は一切育児をしないという状況のため、母親が育児の全てを行っているという家庭は少なくないのです。
その結果、母親が体調不良でも育児をできる人がいないため誰にも預けられない、数時間だけでも息抜きをしたくても旦那が子供を見れないから母親はずっと子供から離れられない、ということにも繋がるのです。
そんな私も平日はワンオペ育児です。
旦那は朝早くから仕事に行き、だいたい帰ってくるのが20~21時頃。(飲み会の日は終電)
それまでには息子と私は晩御飯を済ませてお風呂にも入っているので、あとは寝るだけの状態。
もちろん寝かしつけは私だし、旦那は晩御飯を食べたらそそくさをお風呂に入りすぐに寝るタイプの人間なので、平日の育児はノータッチ。
これ平日だけでも結構しんどいしやっぱり大変なんですよね。
なぜワンオペ育児の母親が増えてしまったのかというと、近年核家族が増えたことや、ご近所づきあいが減ったことで頼れる人がいないというのが主な要因のようです。
だけど、母親からすればこのワンオペ育児なんてやりたくてやっているわけではない。
自分の親に頼りたいけど遠方なら頼れないし、周りに友達がいれば頼れるかもしれないけどやっぱり血の繋がった身内でないと子供のことは頼みづらい。
そんな時、頼るしかないのが旦那なのです。
同じ親であり育児を頼める関係なのが父親しかいないのです。
だけどそんな父親が育児に全く協力的ではないとなれば、母親のワンオペ育児の負担はどんどん増えるし、母親のストレスだって溜まる。
それがいつか父親に対して爆発してしまうかもしれないし、最悪の場合子供に対して爆発してしまうかもしれない。
そんなことを想像することもできずに母親だけに育児を任せっきりにする旦那たちが、残念ながら増えているのが現状なのです。
「ワンオペ育児」という言葉を知らない旦那も多いのも原因の一つ
育児は2人でやるものと夢見てきたのに、いざ育児が始まればママが全ての育児をやり、旦那は何もしないし何もできないということにもなりがちなのが育児。
もちろん旦那さんの仕事が朝から晩まで忙しすぎて子供にゆっくり会える時がない、単身赴任、心の底から子供が嫌い、子供自体欲しくなかったなど、他にも旦那が育児をしない理由はあるかもしれません。
ですが、それでもやっぱり少なからず「自分がやらなくても育児をしてくれる人(母親)がいるから」と思っているのは事実だと思います。
そういう旦那は母親が子供を置いて出て行ったり他界するということがない限り、育児をやらなければいけないという責任感も湧かないし、育児が父親の義務ということにも気づかないのでしょう。
日本はまだまだ考えが古いため「育児=母親がやって当然」というイメージがまだあります。
そして「ワンオペ育児」なんて音葉があることも知らない旦那たちは多いはず。
そのイメージが変わらない限り、また、「妻にワンオペ育児をさせてしまっている」という意識を旦那が持たない限り、旦那から積極的に動いて育児をすることもないだろうし、まだまだそういった傾向にはならないかもしれないですね。
イクメンなんて言葉に当てはまる人なんて、日本ではほんと一握りなのが現状なのです。