この記事では、臍帯血バンクについて下記のことをまとめています。
● 臍帯血は保管すべきか?
● 公的臍帯血バンク・民間臍帯血バンクの違い
● 臍帯血保管の申し込み方法
\ 民間臍帯血バンクとは? /
民間さい帯血バンクをチェックする
臍帯血は保管すべきか?一度考えて欲しい子供の将来
最近では臍帯血を保管するかを悩む、妊婦さんやそのご家族は多いです。
「臍帯血(さい帯血)」とは、へその緒を流れる赤ちゃんの血液です。
さい帯血の中には「幹細胞」という、臓器・筋骨・血液の成分・神経など身体のもとになる細胞が多く含まれています。
臍帯血を採取・保管することのメリット
臍帯血を採取し保管しておくことで、現在十分な治療法のない疾患に対する再生医療・細胞治療での利用が期待されています。
その期待できる病気とは下記が挙げられます。
● 脳性まひ
● 自閉症
臍帯血を保管しておくことで、重大な病気から命を救うことができる可能性があります。
そのため、我が子や臍帯血を必要とする誰かのために、臍帯血を保管するご家庭が増えているのです。
臍帯血を採取できるのは出産の時だけ
さい帯血はいつでも採取できるわけではなく、一生に一度、出産の時にしか採取ができません。
その理由は、さい帯血は胎盤・へその緒からしか採取できない貴重な血液だからです。
また、採取の際にお母さんや赤ちゃんに痛みや危険もないため、安心して採取することができます。
さらに、臍帯血は出産時に捨ててしまう血液であるため、妊婦さんやそのご家族にとっても困ることは一切ありません。
この臍帯血を採取し保管しておくことで、誰かの命が救える可能性が十分にあります。
公的臍帯血バンク・民間臍帯血バンクの違いを知っておこう!
ここで注意なのが、臍帯血バンクには下記の2種類があることです。
【臍帯血バンクの種類】
● 公的臍帯血バンク
● 民間臍帯血バンク
その特徴や違いは、下記となります。
公的臍帯血バンクの特徴
公的臍帯血バンクの特徴は、下記となります。
● 公的臍帯血バンクは、誰かの命を救う目的
● 厚生労働大臣から「臍帯血供給事業者」として認可されている
● ママが提供者(ドナー)となり臍帯血を無償で提供することができる
● 採取された臍帯血は10年間保存される
● 10年の間に必要とする患者さんの治療のために提供される
● 採取にも保存にも一切費用は掛からない
● 保存した臍帯血を赤ちゃん本人や家族に使うことはできない
公的臍帯血バンクは、臍帯血の所有権を完全に放棄して提供する形となります。
そのため、赤ちゃんやその家族が血液疾患などの病気を患ったとしても、返却されることや優先的に使えるということは一切ありません。
あくまで公的バンクは「移植を待つ誰かの命を救うために」臍帯血を寄付するものとなります。
公的臍帯血バンクの申し込み方法
公的臍帯血バンクで臍帯血を提供したい場合は、公的臍帯血バンクと提携している採取施設で出産をする必要があります。
産院ならどこでも可能ではなく、品質管理を行うために産科施設と契約制となっています。
予め決められた産科施設でしか提供できないことを理解した上で、産院を選ぶ必要があります。
その公的臍帯血バンクと提携している採取施設は、下記のページで確認できます。
\ 公的に臍帯血の提供をするなら /
公的臍帯血バンク提携施設をチェックする民間臍帯血バンクの特徴
一方の、民間臍帯血バンクには下記のような特徴があります。
● 自分の子供のもしもに備えて採取・保管をする
● ママ(親)が契約者となり、保管委託契約を結ぶ
● 採取や保管に費用がかかる
● 民間バンクに預けられた臍帯血は、第三者に用いられることは一切ない
● 脳性麻痺の赤ちゃんに自己臍帯血を投与し、症状に改善がみられた例もある
● 厚生労働省に事業の届出をしている企業は2社
民間臍帯血バンクは、「赤ちゃん本人や家族の万が一に備えて」臍帯血を保管するものです。
採取・保管の費用はかかりますが、「家族のお守り」としてママの臍帯血を採取・保管するご家族が増えています。
民間臍帯血バンクの費用・契約料金
公的臍帯血バンクでは、臍帯血保管に一切費用はかかりません。
ですが「民間臍帯血バンク」の場合は、採取・保管などに費用がかかります。
その費用は下記となっています。
ベーシックプラン
初回保管年数 |
1年 |
10年 |
20年 |
保管費用 |
225,500円 |
275,000円 |
330,000円 |
※保管期間を1年・10年・20年から選べます
※保管更新には別途更新手数料5,500円(税込)がかかります
保管期間が長いためしっくりこない方も多いかもしれませんが、10年保管の場合は月々約2,300円で契約ができます。
月々2300円で大切な我が子の「もしも」に利用できると思えば、安いのかもしれませんね。
民間臍帯血バンクの申し込み方法
厚生労働省に民間臍帯血バンクとして事業の届出をしている企業は、下記の2社となります。
● 株式会社アイル
どちらかの民間事業者と契約を結び、臍帯血の採取・保管を依頼する必要があります。
中でも株式会社ステムセル研究所は、約5万5千名の赤ちゃんの臍帯血を預かっており、業界シェアは99.9%です。
民間の臍帯血バンクを探すのであれば、ステムセル研究所が一般的になっています。
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結局、臍帯血は保管するべき?公的・民間どちらがいい?
このように公的・民間臍帯血バンクにはそれぞれの特徴があり、目的が大きく異なります。
いずれにしても、臍帯血は保管しておくと誰かのために利用することができるため、保管しておいて損はないです。
● 公的臍帯血バンク:臍帯血を必要とする誰かに提供できる(無料)
● 民間臍帯血バンク:我が子のもしもの時に利用できる(有料)
また、このような声もあります。
公的臍帯血バンクがもっと拡充されれば、白血病などで苦しむ患者を救うことができる。現在では大半の臍帯血が捨てられてる。捨てる血を使うだけだから、誰も不利益にはならない。
— 産婦人科医@成田市 (@syutoken_sanka) 2021年6月15日
臍帯血の採取と保管などのお金がかかることだけが問題なんだけど、そこにお金が出てない。https://t.co/NjfS1cT8l9 https://t.co/E9eY7vWRxW
臍帯血は、採取の際にママや赤ちゃんに痛みや影響は一切ありません。
本来は捨ててしまう血を保管するだけなので、誰も損はしないのです。
「それなら誰かのために保管したい」と思うのであれば、ぜひ公的臍帯血保管を検討してみてください。
我が子のもしものためには民間臍帯血バンクを
臍帯血は一生に一度、出産の時にしか採取できない貴重な血液です。
民間臍帯血バンクの場合は高額な費用がかかりますが、それでも大切な我が子のためにできる最大のプレゼントです。
もちろん採取した臍帯血は使わないに越したことがありませんが、「家族のお守り」としてもしもの時のために保管しておくことのも良いでしょう。
民間臍帯血バンク(ステムセル研究所)では無料で資料請求ができるため、気になる方は資料を参考にご家族で検討してみてください。
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