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【産後うつは甘えじゃない】母親なら誰でも産後鬱が起こる7つの原因




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【産後うつは甘えじゃない】母親なら誰でも産後鬱が起こる7つの原因

 

赤ちゃんを産んだ後に育児ノイローゼ・産後うつになってしまう母親は少なくありません。

 

また、コロナの状況の不安やストレスも重なり、産後うつの症状が出てしまうママは今とても増えているのです。

 

そんな中「産後うつは甘え」と発言した女性政治家がいて話題になりました。

 

産後うつは甘えなのか?産後うつの症状や原因、対処法などをご紹介します。

 

 産後うつは甘えなわけねーだろ!批判殺到したツイートがこちら

 

以前、Twitter上で「産後うつは甘え」という発言をして大批判をされた女性政治家がいました。

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もし奥様が「産後うつ」を言い訳にして家事や育児を怠ったら怒鳴りつけて躾けましょう。

私は産後3ヶ月で衆議院選挙を全力で駆け抜けました。

「産後うつ」は「甘え」です。

引用:Twitter

 

このツイートはもう削除されているのであえて名前は伏せますが、同じ女性・同じ母親とは思えない発言を世界中に発信したのです。

 

その結果、同じ子供を持つ多くの母親たちから「甘えなわけねーだろ!」と批判コメントが殺到し、その結果ツイートの削除に至ったようです。

この方の場合は周りに恵まれているだけ

この方の場合は産後3ヶ月で仕事復帰をしたようですが、普通のママなら産後3ヶ月で仕事復帰、ましてや政治活動なんてできるわけありません。

 

なぜなら、生後3ヶ月の場合はまだ保育園にも入れられず、仕事なんて後回しで自分で必死に育てるしかないからです。

 

この方の場合は一般の仕事とは違い特殊な仕事のため、周りにサポートしてくれる人の数も多いはずです。

 

また、一般人よりも多く報酬も得ていることからきっとベビーシッターだって家政婦さんだって簡単に雇えるはずです。

 

夜泣きだって代わってもらおうと思えば、簡単に代わってもらえる環境なのです。

 

ですが、普通のママにはそれができません。

 

授乳もオムツ替えも抱っこも寝かしつけも夜泣きも全て自分、もしくはパートナーと必死にやるしかないのです。

 

あるいは家族に手伝ってもらえることもありますが、生後3ヶ月で仕事に復帰できるほど家族に育児を任すのは不可能です。

 

この方の場合は、お金を払えば育児を代わってもらえる環境にあった・周りに恵まれていたというだけなのです。

母親になって「産後うつは誰でも起こること」だとわかった7つの理由

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産後うつが甘えだなんて根拠もないツイートをする人もいますが、産後うつは絶対に絶対に甘えではありません。

 

私は産後、長めに里帰りをしたことで実家の母にかなりのサポートをしてもらい第一子を3ヶ月ほど育ててから自宅に戻りましたが、母親がいなければ本当に何もできませんでした。

 

そんな母親になってわかった「産後うつは誰にでも起こる」と思った理由がこちらです。

初めてのことだらけで何をしたらいいのかがわからない

第一子の場合、誰にとっても初めての育児です。

 

ただでさえ長くて苦しい陣痛と戦いようやく出産をし、その後もまともに寝ることも体の痛みが完治することもないまま退院させられ、怒涛の育児が始まるのです。

 

そんな時、実家への里帰りやパートナーの協力が得られないママだったら、本当に本当に精神が崩壊しているはずです。

 

なぜなら、育児は全てにおいて初めてのことだらけで何をしたらいいのかがわからないからです。

 

もちろん病院ではある程度のことは教えてもらえます。

(調乳の仕方・母乳のあげ方・ゲップの出し方・沐浴など)

 

ですが、病院で助産師さんと一緒にやるのと家に帰って一人で全てをやるのでは、まったく違うのです。

 

「あれ?どうだったっけ?」「これで合ってるっけ?」「家だとこんなに泣くんだけどなんで・・・!?」とパニックになりながら育児をしていくのです。

 

これを産後間もない体のママがたった一人だけでやるとなれば、精神的にも肉体的にも疲弊するのは当たり前です。

育児はやることが多すぎる!一日中動きっぱなし

子供が生まれて育児が始まった時、すぐに私が思ったことは「休む暇がないんですけど・・・」ということでした。

(実家の母がいても)

 

ほぼまともに夜も寝れない中、朝起きてからこんなことを母親たちはしているのです。

 

オムツ替え:1日6〜8回

母乳をあげる(またはミルクを作って飲ませる):2,3時間おき

ミルクを吐いたりオムツが漏れたら着替えさせる

沐浴(お風呂):お風呂上がりはクリームを塗り耳掃除、着替え

寝かしつけ(長ければ1〜2時間かかることも)

 

これだけを読めば「え?これだけ?」と思う人もいるかもしれません。

 

ですが、これ以外ではママは常に赤ちゃんを抱っこしているのです。

 

赤ちゃんが泣けば抱っこをし、どうにかして泣き止まそうとするのです。

 

また、生まれたばかりの新生児の場合はまとめて寝てくれないため、長くても1回に3時間程度しか寝てくれません。

(それ以上寝た場合でも赤ちゃんが脱水症状になるため、起こして授乳をする必要があります)

 

このようにママは常にやることがいっぱいで、やっと寝てくれたと思ったらすぐに起きることだってあるため、ゆっくりソファに座るということもできないのです。

これに加えて家事をしなければいけない

さらに上で挙げた育児の内容に加え、ママは家事だってしなければいけません。

 

料理や洗濯、掃除、買い物をしなければ、赤ちゃんを育てる大人が生きていけなくなりますし、何より家の中が回らなくなります。

 

また、赤ちゃんを連れて買い物に行くことだって、ママにとっては重労働なのです。

とにかく寝れない・慢性的な睡眠不足

赤ちゃんによっては生後間もない頃から1歳になる頃まで、2,3時間の夜泣きが続く子もいます。

 

私の友人は子供が2歳になるまで毎日3時間おきに夜泣きがあり、産後2年はずっと寝不足だったと話していました。

 

これだけ育児はやるべきことがあるのに、夜にまとまって寝れないとなると本当にママの体には疲労感だけが溜まっていきます。

 

寝れない・眠気と常に戦っているという状態はかなりのストレスのため、その中での育児はかなりキツイです。

泣かせてはいけない使命感

赤ちゃんが泣いているとすぐに立ち上がって抱っこをする、というのはママなら条件反射で起こることでしょう。

 

その理由は「泣かせてはいけない」「周りに迷惑をかけてはいけない」という使命感が常にあるからです。

 

同居する家族がいる場合、同じ家で赤ちゃんをずっと泣かせておくと文句を言われてしまったり、特に夜中なら長時間泣かせてしまうのは罪悪感があります。

 

また、マンションやアパートの場合は、隣の家と近いこともあり長時間子供を泣かすわけにはいきません。

 

「子供が泣いたらすぐに抱っこして泣き止ませなければいけない」という使命感は母親に常にあり、休むに休めないのです。

子供を立派に育てなければいけないプレッシャー

「自分の子供を立派に育てなければいけない」という気持ちは、親であれば誰にでもあるでしょう。

 

特に母親は、自分がお腹で育てた子・自分がお腹を痛めて産んだ子・自分がこれから育てていく子、という気持ちがあるため、よりこの気持ちは強くなります。

 

また、周りから出産祝いをしてもらったり、「育児頑張ってね!」などと言われていれば余計に「この子を立派に育てなければいけない」と思ってしまいます。

 

それが返ってママにとってはプレッシャーとしなってしまい、知らず知らずのうちにストレスに感じてしまうこともあるのです。

ストレス発散する余裕がない

「育児が大変」と周りに話すと「たまには息抜きしな?」と言われることが多かったですが、私の場合は子供が1歳になるまでは息抜きができるほど余裕がありませんでした。

 

その理由は、完母(母乳だけの育児)で育てていたからということもありましたが、旦那に預けるのがとにかく不安だったからです。

 

完全母乳育児の場合は離乳食が始まれば母乳の回数が減りますが、それでも子供がぐずると母乳をあげていたため、子供と離れるに離れられませんでした。

 

また、子供が1歳になる頃までは旦那はオムツ替えと抱っこをたまにやってくれる程度でしたし、寝かしつけを頼んでもすぐに「やっぱりママがいいって」と私にパスしてくるほどだったので、旦那に子供を預けて出かけるなんて不安でしかありませんでした。

 

そんなこともあり、断乳するまでの産後1年間は私自身が子供から離れることができず、ストレス発散や息抜きする余裕もなかったのです。

私が産後うつにならなかったのは運が良かっただけ

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こんな生活を毎日送っていれば、ママは誰だって産後うつになります。

 

私の場合は転勤族の旦那について行ったこともあり、知らない土地での生活・自分の実家も遠いこともあり、里帰りを終えて自宅に戻ってからはほぼ一人で子供を育てたようなものでした。

(平日は旦那の帰りも遅いため、マジで怒涛のワンオペ育児でした)

 

そんな私が産後うつにならなかったのは、運が良かっただけだと思っています。

 

「たまたま私の場合はならなかっただけ」というだけなのです。

 

周りに育児を頼める人がいない・実家が遠い・パートナー(夫)が育児をまったくしてくれない・相談できる人もいない、となると、毎日これだけストレスを抱えた生活をすれば産後うつになっても全くおかしくないのです。

育児ノイローゼはめちゃくちゃあった

また、私の場合は産後うつにはなりませんでしたが、「これは育児ノイローゼだろうな・・・」と思うことは何度もありました。

 

育児ノイローゼとは、育児によるストレスを起因とする心身の不調です。

 

子どもがご飯を食べてくれない・全然寝てくれないなど、育児にまつわる様々なストレスが引き金となって起こると言われています。

 

私の場合はうつ症状までは出ませんでしたが、育児をする上でストレスで悩むことはたくさんあったので、誰にでも育児でストレスを抱えて悩んだり、不調が出てしまうことはあるのです。

産後うつは甘えじゃない。悩んだらすぐに相談・病院へ

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このように産後うつは誰にだって起こることなのです。

 

某女性政治家がTwitterで「産後うつは甘えだ」なんて発言しましたが、これは同じ子育てをしている母親とは思えない発言ですし、批判が殺到するのは当たり前です。

 

子育ては簡単なことじゃなく、誰もが同じ環境で子育てができるわけではありません。

 

周りに頼れる人もいれば、頼れない人もいる。

 

そして人間に一人一人個性があるように、赤ちゃんの性格だってそれぞれなのです。

 

もし産後うつの症状が出てしまった場合は、隠したり認めないようにするなどせず、パートナーや市の保健師さんに相談をしてみましょう。

 

また、産後うつの症状が次第に重くなる場合は、メンタルクリニック・精神科医等の病院への受診も大切です。

 

決して恥ずかしいことではないですし、専門家に相談することで楽になることもあります。

 

全てのママたちが笑顔で育児ができるよう、同じ母親として祈っています。