干し芋が大好きな人は多いですが、干し芋をおうちで作るのは不可能だと思っていませんか?
干し芋とはサツマイモを蒸して乾燥させたものであるため、もし干し芋をおうちで作れたとしても「かなりの手間がかかるでは?」と思う人も多いでしょう。
ですが、蒸す作業や乾燥させる作業も一切せずに、超〜簡単に「まるで干し芋」を作ることができます!
干し芋大好きな主婦の私が「これは干し芋だ!」と思った、自宅でできる超簡単干し芋風レシピをご紹介します。
- 干し芋はテレビでも話題で大人気!今は空前の干し芋ブーム?
- 【干し芋の作り方】蒸さない・乾燥させないのにまるで干し芋!超簡単レシピをご紹介!
- 添加物は一切なし!材料も3つだけなのでお子さんのおやつにも安心
干し芋はテレビでも話題で大人気!今は空前の干し芋ブーム?
干し芋と言えば、サツマイモをスライスした後に蒸して乾燥させる作業が必要なため、どのレシピサイトを見ても作り方にはかなりの時間がかかります。
ですが小さいお子さんがいたり仕事や家事で忙しい方にとっては、そんな時間もかけられず結局市販の干し芋を購入する人も多いと思います。
マツコの知らない世界でも話題!干し芋は美味しいけど市販は高い
そんな干し芋ですが、以前TBSの番組「マツコの知らない世界」で干し芋の世界を放送された際、通販サイトの干し芋があっという間に売り切れになるほど人気になりました。
もちろん私も干し芋のは以前から大好きだったので楽天市場で頻繁に購入していましたが、いつも購入していた干し芋のがしばらくの間買えなくなるほど、テレビ放送後は日本中で干し芋フィーバーでした。
もちろんネットやスーパーで販売されている市販の干し芋は、かなり美味しいです。
「これサツマイモ?」 と思ってしまうほど甘くてしっとりで、最高のおやつになります。
ですが、市販の干し芋はやっぱり高い・・・
ネットでも1kgで3000円近くするものばかりで、なかなか日々のおやつに購入するには高すぎます。
そんな時に私が思いついたのが「あ、自分で干し芋っぽいのを作ってみよう」ということでした。
【干し芋の作り方】蒸さない・乾燥させないのにまるで干し芋!超簡単レシピをご紹介!
そんな「自宅で干し芋っぽいのを作ろう!」と思い立った私が考案した干し芋レシピをご紹介します。
準備はたった5分、超簡単なのに「これはまるで干し芋!」と思うような干し芋風なお芋を作ることができるレシピをご紹介します。
お子様と一緒に作ることもおすすめですので、ぜひ試してみてください。
準備はたった5分!干し芋風おいもの作り方
まず材料ですが、「干し芋風サツマイモ」を作るのに必要なものはたったこれだけです。
材料:
サツマイモ 1本(お好きな量でOK)
オリーブオイル 適量
お好みで塩
わざわざ買いに行かなければいけないものもなく、サツマイモさえ購入すればあとは家にあるものだけで作れるのですぐに作り始めることができます。
では手順をご紹介します。
①サツマイモを洗って干し芋くらいのサイズにスライスする
サツマイモをきれいに洗ったら干し芋くらいのサイズに切っていきます。
我が家では小さい子供も食べるので、少し小さめに切っています。
また、厚みは薄い方が火の通りも良くこんがり焼けますが、お芋のしっとりした食感を楽しみたければ少し厚めがおすすめです。(我が家はやや厚め)
また、我が家では子供がサツマイモの皮を嫌がるので皮はピーラーで剥いてしまいますが、皮付きも美味しいのでおすすめです。
ちなみに写真は、サツマイモ2本分で作っているのでボウルは2つに分けています。
②オリーブオイルを2周くらいかけて混ぜる
切ったサツマイモをボウルに入れたら、オリーブオイルを2周ほど回しながらかけていきます。
その後は全体にオリーブオイルがかかるように混ぜていきます。
また、お好みで塩を適量まぶしてもOKです。
我が家では甘い干し芋の方が好みなので塩はかけていません。
③オーブンを予熱200度に設定し、サツマイモを並べていく
次にオーブンを予熱200度に設定しましょう。
その間に、平皿にアルミホイルかクッキングシートを敷いてサツマイモを並べていきます。
少しならサツマイモ同士が重なってしまっても大丈夫です。
時間をかけてじっくりオーブンで焼いていくので、多少重なってもしっかり火は通ります。
④予熱完了後、200度で20分焼く
オーブンの予熱が完了したら、200度で20分焼いていきます。
焼く量にもよりますが、私の経験上20分だと全体的にしっとり焼きあがり、さらに3分くらい(23分)足すと少し焦げ目がついてこんがり仕上がります。
時間はお好みで調整してみてください。
⑤干し芋風サツマイモの出来上がり
焼き上がってオーブンから取り出すとこんな感じで出来上がります。
薄くスライスしているので、20分で中までしっかり火が通ります。
見た目は干し芋とは少しかけ離れていますが、味はまるで干し芋なんです!
ちなみに我が家では、一気にサツマイモ2本分を焼いて私と子供のおやつにしています。
また、お芋なので朝食として食べても腹持ちは良いです。
タッパーで保存して冷蔵庫に入れておけば2〜3日は持つので、一気に焼いて保存しておくこともおすすめです。
味や食感は干し芋と焼き芋の間くらい
この干し芋風サツマイモは、本来の干し芋のように蒸してもいないし乾燥させてもいません。
ですが、干し芋のようなしっとりした食感に仕上がります。
実際にサツマイモを切ってオーブンで焼いているだけなので、「干し芋風焼き芋」と言った方がしっくりくるかもしれません。
それでも干し芋に近いものも感じるので、わざわざ市販の干し芋を買わなくてもおうちで十分干し芋を楽しめます。
塩をかけるとマクドナルドのシナシナポテト風になる
また、我が家では最初の頃は塩を軽くかけていましたが、その際思ったのが「マックのポテトが時間が経ってシナシナになった時みたい・・・!」ということでした。
干し芋風に仕上がるので食感はホクホクというよりもしっとり、さらに塩味が加わることで、時間がたったポテトフライのような感じになります。
ただ、サツマイモはじゃがいものよりも甘いため「マックのポテトが時間が経ってシナシナになって少し甘くなった感じ」に仕上がります。
塩がかけなくてもサツマイモ本来の味を楽しめますし、塩をかけることでフライドポテト風(時間が経ったやつ)としても楽しめるので、どちらもおすすめです。
干し芋は熱々も美味しいけど冷やして食べるのもおすすめ
手作り干し芋は出来立ての熱々を食べるのも美味しいですが、冷蔵庫で冷やした状態で食べるのもおすすめです。
冷えていると本当にしっとりとした食感になるので、まるで芋羊羹を食べているような感覚にもなれます。
いろんな種類のサツマイモで作ってみた結果
また、この「なんちゃって干し芋」を我が家では紅はるか・シルクスイート・紅あずま・ブランド記載なしのサツマイモでそれぞれ作ってみました。
その感想がこちらです。
紅はるか
美味しい!!!
出来上がりはしっとりねっとり食感になり、干し芋の食感にかなり近くなります。
また、紅はるかは蒸しただけでもかなり甘いので、サツマイモの甘さが際立ってまるで干し芋です。
シルクスイート
最高!!!まるで干し芋!!!
シルクスイートも紅はるか同様、しっとりねっとりした食感になり干し芋の食感にとても近くなります。
また、シルクスイート自体がサツマイモの味が濃く甘いので、干し芋に似たものが作れます。
冷やして食べてもそれでも十分甘いです。
紅あずま
紅あずまで作るとイマイチでした。
しっとりよりもホクホク感が強く、上のレシピで作るとただのホクホク焼き芋でした。
あまりおすすめできません・・・
ブランド記載なしサツマイモ
うーん。これもイマイチ。
作ってみたのはスーパーで売られている1本99円「サツマイモ(茨城産)」としか書かれていないものでしたが、こちらもホクホク系でサツマイモ自体にあまり甘みがないのでただの焼き芋になりました。
まとめ
何種類かのサツマイモで「なんちゃって干し芋」を作ってみたところ、やはり甘さ・しっとり・ねっとりさが特徴のサツマイモを選ぶことが大事です。
ホクホク系のサツマイモは干し芋風には出来上がらず、ただオーブンで焼いただけのサツマイモが出来上がります。
ですが、サツマイモの中でも人気の高いシルクスイート・紅はるかはしっとりで甘みがかなり強いので、干し芋にかなり近いものを作ることができます。
おうちでなんちゃって干し芋を作るならサツマイモ選びもかなり重要なので、ちょっと良いサツマイモを選んで作ってみることがおすすめです。
添加物は一切なし!材料も3つだけなのでお子さんのおやつにも安心
以上が、おうちで簡単にできる干し芋風おやつの作り方でした!
干し芋をきちんとした工程でおうちで作るには、かなりの時間と手間がかかってしまいます。
ですが、「準備はたった5分であとは焼くだけ」のまるで干し芋なら、誰でも簡単に作ることができます。
また、材料はサツマイモとオリーブオイル、お好みで塩だけなので、添加物も砂糖も一切入っていないのでヘルシーで安心です。
お子さんのおやつにも、ママのおやつや朝食にもぴったりなので、ぜひ作ってみてください。
市販なら塚田商店さんの干し芋は絶品で大容量!ぜひお試しを
ちなみに、もし市販の干し芋を購入するなら「塚田商店」さんの干し芋は絶品です。
私は自分で干し芋風おやつを作るまでは、ずっと塚田商店さんの干し芋を購入していました。
化粧箱に入れて販売されているものもあるので贈答品としても喜ばれますし、楽天市場でのレビューは高評価です。
手作り干し芋だけでなく、ぜひプロが作った干し芋も楽しんでみてください。