赤ちゃんや小さいお子さんを育てているママさんの中には「うちの子本当に水もお茶も飲んでくれない・・・」と悩んでいる方が多いと思います。
特に夏場は困りますよね。
そんな私も、息子が全く水や麦茶を飲んでくれず悩んだ時期がありました。
息子が10ヶ月頃だった当時が真夏だったこともあり「母乳以外にも水をしっかり飲ませたい」と思いあらゆる手段でマグで水を飲ませようとしましたが、まったく飲んでくれずお手上げ状態でした。
ですがそんな私を悩みに悩ませまくった息子も、1歳2,3ヶ月頃からは自分で上手にストローマグで水を飲むようになり、1歳7ヶ月になった今では自分でマグを探して一人でゴクゴク飲んでいます。
お水を飲んでくれない時期は何をやってもダメで本当~に悩みましたので、私が息子のためにやった対処法、たくさん悩んだ結果今になって思うことをご紹介したいと思います。
- 夏場の赤ちゃんや子供は水分補給が大事!
- 【我が家の水分補給事情】当時の息子の様子・使っていたマグ
- 子供に水を飲ませるために私がやった8つの方法
- 今振り返って思うことは「私が神経質すぎだっただけかも」
- 【心配ならやってみて】私が当時やっていたどうしても飲まない時の対処法
- ママは子供の水分補給で悩むけど大丈夫!温かく見守ってあげて
夏場の赤ちゃんや子供は水分補給が大事!
赤ちゃんや小さな子供は汗っかきで代謝も良いので、赤ちゃんは大人よりも脱水症状になりやすいとも言われています。
そのため、ある程度の月齢になると母乳やミルク以外に水分補給をしてあげることが大事になります。
ですが、新生児から~生後2ヶ月頃までの赤ちゃんは母乳やミルク以外水分補給は必要ないと言われているので、水分補給はしなくても大丈夫です。
その後の2~6ヶ月頃前でも基本的にはミルクや母乳を優先して与えることが大事ですし、母乳はいくらでもあげても良いと言われているので、喉が渇いていそうだったら母乳で水分補給をしてあげましょう。
その後の6ヶ月以降は離乳食も始まるので、少しづつママも断乳・卒乳を考え出しますし、補助的に水筒(マグ)を持ち歩くママが増えてきます。
【我が家の水分補給事情】当時の息子の様子・使っていたマグ
我が家では、息子が7ヶ月くらいの頃にマグで麦茶デビューをさせました。
その時に使ったのが「Combi(コンビ) テテオ パーティーマグ 離乳ナビセット Neo」です。
このセットはこれだけのものがセットになっています。
(300ml用のストローは紛失してしまいましたが、これだけ揃っています!)
このセットは、生後5ヶ月頃からを対象に月齢に合わせてボトルの口を変えることができます。
最初は口を哺乳瓶タイプのものに、その後はストローの練習にもなるスパウトタイプのもの(細いタイプと太いタイプの2種類)、コップで飲む練習用の直飲みができるタイプ、ストロータイプ、またスプーンまでついています。
「これだけセットになっていれば子供の水分補給には困らないだろう」と思っていましたが、そう甘くはありませんでした・・・
マグの口を変えても全然水を飲んでくれない
最初の頃(7ヶ月頃)はこのCombiのマグセットの、口が哺乳瓶のタイプのものを使って麦茶をあげていました。(写真左下のピンクのキャップ)
だけど全然減っていないし、息子も途中で飲むのをやめてしまう。
「それなら!」と思いストローの練習も兼ねてスパウトタイプ(写真の紫キャップ)に挑戦するも、最初だけ飲んでだんだん飲まなくなる。
そして ストロータイプも試すものの、最初は珍しいようで上手に吸ってゴクゴク飲むのに、慣れてくると飲まなくなる。
つまり息子はマグで飲めないわけじゃないのに水を飲まない、という感じでした。
当時の息子の水・麦茶イヤイヤ症状
息子は10ヶ月頃から離乳食が3回食になり、そして母乳もだんだんと欲しがらなくなりました。
それもあってマグで水や麦茶を飲まそうとしても嫌がって飲まず、当時の息子の水・麦茶イヤイヤ症状はこんな感じでした。
● ストローマグを嫌がって口をつけない
● 口をつけても少し飲んでやめる(本当に1ゴクリくらい)、
● ストローマグをもはやおもちゃだと思って遊ぶ(でも飲まない)
結局、1日5ゴクリしたらいい方でしたし、1日に30mlくらいしか減っていないこともよくありました。
そこから私はありとあらゆる手段で息子に水分補給をさせようと必死になり、私と息子(当時10ヶ月)の水分補給戦争は始まったのです。

子供に水を飲ませるために私がやった8つの方法
息子に水を飲ませるために、私はいろんなことを試しに試しました。
その結果、息子の水分補給戦争を始めてから2ヶ月目頃に息子に「水を飲む」ということを教え込むことができました。
そんな私が息子にやってきた8つのことをご紹介します。
①マグボトルの口を変えてみる
上で紹介した友人から出産祝いでもらった「Combi(コンビ) テテオ パーティーマグ 離乳ナビセット Neo」の中に、まだ使っていないマグの口がありました。
それは直飲みタイプ。
「ストロータイプを嫌がるのなら、いっそのこと直飲みタイプでもいいのでは?これをマスターしてくれたらコップでも飲めるだろうし!」と思い、マグの口を直飲みタイプにも変えてみました。
ですが、この頃の息子はまだ1歳になる前ということもあり直飲みだと上手に飲めず、ダラダラ~~~と口から麦茶が溢れてきてしまいました。
その後何度か練習させましたが、やっぱり溢れて洋服が水浸し。
少量の水を少しづつ口に含ませても、やっぱりダラ~~~。
この月齢の子に直飲みはまだ難しかったです。
②麦茶の味を濃くしてみる
私は和光堂の麦茶の粉末タイプを使っていました。
使っていた麦茶はこちらです。
この和光堂の粉末麦茶には「袋1包あたり100mlの水で作る」と書いてありましたが、それで作ると濃すぎるんですよね・・・
明らかに色も濃いし、味も濃い。
なので普段はかなり薄めて作っていましたが、その味が嫌だったのか?
「むしろ私が薄め過ぎていた?もっと味が濃い方が飲むのか?」と思い、和光堂の麦茶を箱に書いてある通りの濃さで作ってみました。
だけど逆に息子にとってもやっぱり濃過ぎたのか、少し飲んで「イヤイヤ!」という感じでした・・・
③麦茶を水に変えてみる
私は「麦茶をあげなきゃ麦茶をあげなきゃ!」となんとなく思って麦茶を与え続けていましたが、「そもそも麦茶の味が嫌なのでは?」と思うように。
そこで2Lのペットボトルの天然水を買ってきて、それを与えてみることに。
最初は中身が透明だし今までのような麦茶色をしていないからか、少し珍しそうに見て飲んでくれました!
だけどやっぱり少しすると「イヤイヤ!」が始まり、結局水もダメでした。
③水に味をつけてみる
ここで考えたのが「水も麦茶も甘くないし特に味もないから嫌なのか?」ということ。
他のママ友からは「りんごジュースをあげてみたら?」と言われることもありましたが、私の中ではジュースは最終手段だと思っていました。
「ジュースをあげたらもう麦茶や水は飲んでくれなくなる!」と思っていたので、ひとまずジュース案は後に回すことに。
そこで考えたのが、水に少し味をつけてみること。
それは水に果物を混ぜるという方法です。
当時息子はキウイが大好きだったので、キウイを細かく刻んで水に混ぜてみることに。
するとおしゃれなカフェで置いてあるようなフルーツたっぷりのデトックスウォーターのようになり、私も作っていてテンションが上がりました。笑
それを「キウイだよ!」と教えて飲ませると、ゴッッックゴク飲みました!!!!
「やっぱり味か!しかも大好きなキウイなら飲んでくれるのか!」と思い、ゴクゴク飲んでくれる息子の姿に感動。
その後はしばらくはキウイウォーターを飲んでくれていたので、息子にはキウイウォーターを毎日作ってあげるようにしました。
ですがしばらくすると味に飽きてくるのか、次第に飲まなくなり「イヤイヤ!」が始まりました。
その後はオレンジを混ぜたりしましたが、最初は飲むけどまた嫌になる時期が来るという感じでした。
「大好きなキウイでもダメか・・・」と凹み、次の案を考えることに。
④マグボトル自体を変えてみる
マグボトルは友人から出産祝いでもらった「Combi(コンビ) テテオ パーティーマグ 離乳ナビセット Neo」の口を変えながらずっと使っていましたが、「息子はもうこのマグ自体に飽きたのか?このマグ嫌?このマグがいけない?」と思うように。
(もうこの頃から思考がおかしくなっていた)
そこで、子供用マグメーカーでおなじみのRichell(リッチェル)の「おでかけストローマグ200」を買ってみることに。
↓これ
すると、やはり珍しいようで食いつきがすごく良かったです。
だけど時間が経つと毎度のことながらやはり「イヤイヤ!」が始まる。
やっぱりマグじゃないか・・・
ですが、リッチェルのマグは軽くて可愛いし、部品もパーツごとに購入して交換ができるのでとても良いです!
(現在でもこのリッチェルの「おでかけストローマグ」は愛用中です)
⑤思い切ってコップに変えてみる
「もうマグなんていいや!ストローなんていいや!」と思い、子供用のコップで直飲みをさせるということにも挑戦しました。
ですがやっぱりまだ1歳ちょっとだと、こぼす!濡れる!投げる!びちゃびちゃになる!
これは親の見張りが必要だし、本当に大変なので速攻でやめました。
⑥ミルクを飲んでいた哺乳瓶で麦茶を与える
「もうこの子はボトルで飲むこと自体が嫌なのか!?」と思い、1歳直前までミルクを飲むときに使っていた哺乳瓶で麦茶を飲ませてみることに。
「これは外ではあまりできないけど、家の中だけでもきちんと水分補給をしてくれればなんでもいいや!」と思い、哺乳瓶で麦茶をあげてみるものの、哺乳瓶自体を嫌がられる。
もうこの頃には1歳2ヶ月くらいだったため、横になって飲むということが嫌なようでした。
これもダメか・・・
⑦ミルクを薄めて与えてみる
「そういえば」と思いゴソゴソ探してみると、乳児用ミルクのキューブ(うちは明治ほほえみ派でした)が残っていたので、それをお湯で溶いて水に混ぜてあげてみることに。
するとゴックゴク飲む!!!
水が200mlに対してミルクをほんの少ししか入れていないのに、それでも一気飲みするくらいに飲む。
「味は薄くてもやっぱミルクは毎日飲んでたから味覚えてるのかな~」と思ったけど、これいつまで続ける???
ミルクを少~し混ぜるだけで水を飲むけど、そのためだけにまた乳児用ミルクを買うのか?(もうミルクは飲んでいないのに)
お出かけの時に白い液体を水筒に入れて持ち歩くのか?
今後のことを考えると、やっぱりこれはダメだ・・・
⑧私もストローで飲む&一緒に話しながら飲む
「お水を飲むことを私も同じようにやれば覚えてくれるのではないか?」と思い、私も家の中では常にストローで水や麦茶を飲むようにしました。
「ちゅ~~~ゴクゴク。チャチャ(お茶のこと)美味しいね!」と息子に話しかけながら私がストローで飲んでいるところを見せ、「一緒に飲もう!」とストローマグを差し出すと、息子も同じようにしたいのか一緒に飲んでくれるようになりました。
「そうか!やっぱり大人と同じことしたいよね!」と思い、しばらくこれを続けていると、次第に息子が何も言わなくても自分からストローマグで水を飲んでくれるようになりました。
そしてその後は「チャチャは?」と聞くと、自分で麦茶の入ったストローマグを探しに行き、ゴクゴク飲むようになってくれました!
ママが子供と同じことをする・話しかけながら一緒に飲むことが息子にとってよかったのかなと思います。
「やっぱり大人の真似って大事なんだな」と改めて思いました。
ちなみに一緒に「カンパイをする」も大ヒット!
また、一緒に飲むということに加えて、息子に「カンパイ(乾杯)」を覚えさせました。
私と息子がそれぞれコップを持って「カンパ〜イ!」とお互いのコップを軽く当て、私がお茶を飲むフリをすると、息子が「カンパイ」を面白がって「もう1回!」とねだるようになりました。
その後、何度か続けていくうちに「乾杯をしたらコップに口をつける(=水を飲む)」ということを覚え、乾杯をするたびにゴクゴク飲んでくれるようになりました。
これも「ママと一緒に同じことをする」という意味では、子供にとってはかなり面白く興味を持つことだったようです。
一緒にストローでお茶を飲むということに加え、乾杯を覚えさせるということもおすすめです。
今振り返って思うことは「私が神経質すぎだっただけかも」
上でご紹介した通り、うちの息子の場合は「私が息子と同じことをする」ということが当たり、やっと自分からお水を飲んでくれるようになりました。
ですが、当時は本当~に水を飲んでくれませんでした。
当時はもう母乳は自分からは欲しがらず、月齢的にももういいかなと思い卒乳もしましたが、卒乳後も1日50mlしか飲まないという日もありました。
他の子が上手にマグボトルで麦茶を飲んでいると「いいな~ちゃんとお水を飲んでくれて・・・」と思ってしまうし、いろんなママ友にもどうやったらお水を飲んでくれるようになるかをたくさん相談していました。
その結果、上で書いたようないろ〜んなことをやり、最終的にはうちの息子は1歳2,3ヶ月頃から自分でゴクゴクお水を飲むようになりました。
だけど息子がやっとお水をゴクゴク飲むようになってくれてから思うことは、私が神経質すぎたなということ。
当時、栄養士さんや保健師さんにも相談したところ、「おしっこの回数も問題はないしご飯はきっちり量もしっかり食べるから、そんなに心配しなくていいよ」と言われました。
そして先輩ママからは「そういう時期あるけど、歩いて動くようになって汗かけば勝手に飲むから大丈夫!」とも。
その言葉に「ほんとに???」と思っていましたが、確かにその通りだと思います。
1歳2ヶ月くらいまでだと歩いてもヨチヨチなので息が上がるほど動き回らないから、そこまで水分を欲しないのかもしれません。
また、3食食べているご飯にも大人が思っている以上に水分は含まれているそうです。
ご飯をしっかり食べるだけでも、子供によってはそこまで喉が乾かないんだとか。
当時は「どうしようどうしよう。全然水を飲んでくれない。他の子はみんなゴクゴク飲んでるのに」と悩むことも多かったですが、子供は子供のペースで成長をするし、少しづつマグボトルの使い方も水の飲み方も知って、水を欲するようになります。
あんなに悩んでいたのがバカバカしいくらいに、今では息子は自分から飲み終わったボトルを私の方に持ってきておかわりをねだるようになりました。(現在1歳7ヶ月)
だって水を飲めない大人はいないし、コップを使えない大人はいない!!!
「いずれはみんな飲めるようになるんだから、それを無理やり飲ませようとすること自体が良くなかったな~」と今は思います。(今は・・・当時は考えられなかったですけど)
【心配ならやってみて】私が当時やっていたどうしても飲まない時の対処法
それでもやっぱり「子供が全く水を飲んでくれないから不安!」という人はいると思います。
そんな時、私が上で紹介した以外でもやっていたことがあるのでご紹介します。
①子供の食事にスープを出す
子供の食事に毎回スープを作って与えていました。
「水分補給をさせる」と思うとどうしてもストローマグやコップで水を飲ませることを優先に考えてしまいますが、1日3回の食事でスープを作って食べさせるだけでも、これも立派な水分補給です。
当時の私は水分補給にはかなり神経質になってしまっていたので、その頃の息子の月齢で必要な量の水分量を3で割って、その量のスープを食事ごとに与えていました。
また、スープでなくてもご飯にダシ汁やお味噌汁の上澄みをかけて食べさせたりもしていました。
今思えばこれだけでも十分です。
②氷を食べさせる
これはあまりおすすめしませんが、氷を溶かして子供が喉に詰まらせないくらいの小さ~いサイズにしてから、子供の口に含ませるということもやりました。
夏場は息子も冷たいものが口に入ると面白いようで喜んでいました。
ですがやりすぎるとお腹が冷えてしまうのでやりすぎには注意ですし、必ず小さく溶かしてから与えるようにしてください。
③フルーツをちょこちょこ与える
やっぱりフルーツは水分量が多いです。
みかんやオレンジ、キウイ、イチゴなど、月齢に合わせて子供が食べやすいフルーツをちょこちょこ食べさせるという方法もおすすめです。
私はお昼ご飯から夜ご飯まで時間が空くおやつの時間帯や、なかなか水を飲んでくれない時間帯が続いた時にフルーツを食べさせたりしていました。
ママは子供の水分補給で悩むけど大丈夫!温かく見守ってあげて
ママとしては、子供がなかなか水分補給をしてくれないと悩んでしまいますよね。
特に水を飲ませようとした時に「イヤイヤ!!」と泣いて拒否をされてしまうと、もうお手上げ状態になってしまいます。
ですが大丈夫です。
いつか子供は絶対に水を飲みます。
これは悩みに悩んだ私がすごく実感しています。
子供であっても人間は絶対に水分を欲する時が来るし、マグボトルを近くに置いておけば喉が乾けば勝手に飲みます。
私は悩んでいた最後のほうは「もう勝手にして!」と思い、マグボトルを息子の近くに置くだけという時期もありましたが、気づけば勝手に息子がマグボトルを自分で持って飲んでいたりしていました。
(今となっては私から息子に飲ますことは少なく、家では常にそうしています)
当時、息子の水分補給のことで悩んで何度も息子の口にストローマグを運んでいた私ですが、今思えばあの頃は息子と私の水分補給のタイミングが合わなかっただけなんだと思います。
ママとしては水分が取れているか心配になってしまいますが、水を飲めない大人はいません。
いずれ時間がかかっても必ず飲めるようになるので、今はお子さんが自ら水分補給をするまで温かく見守ってあげてください!
↓子供が野菜を食べてくれない時の対処法もあります!