妊活中の友達がいる場合、どんな言葉をかけてあげるべきか悩む人は多いでしょう。
実際に私も妊活中の友人がいる時、自分の長かった妊活のことを思い出し言葉を選びながら声をかけるようにしています。
そんな私の妊活経験から、妊活中の友達にかける言葉・かけてはいけない言葉をご紹介します。
周りに妊活中の方がいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
- 妊活中の友達にかける言葉は必ず選んで!その理由とは?
- 【かけてはいけない言葉】妊活中の友達を辛いと思わせてしまう会話
- 【かける言葉】妊活中の友達の励ましになる会話
- 妊活中の友達に対しては言葉選びはとても大事!難しければ妊活話は避けて
妊活中の友達にかける言葉は必ず選んで!その理由とは?
私は過去に二度の妊活を経て二人の子供を授かりましたが、妊活期間が長ければ長いほど精神的にも肉体的にも疲弊してきてしまいます。
実際に私は一人目妊活では約7ヶ月、二人目妊活では約4ヶ月かかって子供を授かりましたが、一人目の時も二人目の時もどちらも心がデリケートになっていました。
例えば、妊活中の私はこのようなことがありました。
● 常に妊活のことを考えてしまう
● 「妊娠」「妊活」「赤ちゃん」「出産」という言葉に敏感になる
● 妊婦さんや赤ちゃん連れを見ると羨ましくて仕方がない
●「なんで自分はまだ妊娠できないんだろう」と考えてしまう
● もしも妊娠できなかったことも考えると、友達に「今妊活中なんだ」と公表したことを後悔してしまう
妊活の始めたばかりの時はまだそこまで精神的に落ち込んでいませんでしたが、妊活を始めてしばらくしてもなかなか妊娠できないと、私はこのような精神状態になってしまっていました。
それくらい妊活中の女性にとっては、とてもデリケートな時期もあるのです。
【かけてはいけない言葉】妊活中の友達を辛いと思わせてしまう会話
そんな自分の妊活経験から、私は周りに妊活中の友達がいる場合は言葉を慎重に選んであげて欲しいと思っています。
もしも言葉のチョイスを間違えると、友達関係にもヒビが入ることもあるのです。
そこでまずは、実際に私がかけられて辛かった「妊活中の友達にかけてはいけない言葉」をご紹介します。
「 妊活どう?」「妊娠した?」「妊活頑張ってる?」
妊活していることを友達に公表すると、会うたびに「妊活どう?」「妊娠した?」「妊活頑張ってる?」などと聞かれることがあります。
また、場合によってはメールやLINEでわざわざこのように聞かれることもありました。
ですが、これは本当に聞いてはいけない言葉です。
なかなか妊娠できずに悩んでいる女性からすると、妊活の状況や妊娠をしたかどうかを聞かれるのは本当に辛いです。
また、「妊活をしている」と公表した以上、夫婦で協力して妊活を頑張っていることに間違いないため、そんなことをわざわざ聞かれたくないのです。
妊活中と聞くとその後どうなったかが気になるのはわかりますが、妊娠したら本人から必ず報告をしてくれます。
それまで気長に見守ってあげて欲しいのです。
「まだ妊娠してないの?」「妊活に時間かかってるね」
上の「妊娠した?」と同様に「まだ妊娠してないの?」という言葉はもっと最悪です。
私は実際に「妊活どうなった?」と友人に聞かれて「まだ妊娠してないんだよねぇ・・・」と答えると「え!まだ妊娠してないの?長っ!」と言われたことがあります。
その言葉を言われた時に「妊活したことない人にとっては、妊活を始めればすぐに妊娠できると思っているんだろうな」と思ってしまいました。
その友達は高校時代からずっと仲の良い友達でしたが、やはりこの言葉はショックで、子供ができた今でも引っかかっているほど心に残っています。
また、「妊活に時間かかってるんだね」「苦戦してるんだね」なども同様で、ショックの大きい言葉です。
妊活中であることを友達に公表してしまった場合は、なかなか妊娠ができず妊活に時間がかかっていることへの恥ずかしさも多少はあるため、そのような言い方は絶対にしないで欲しいのです。
世の中には妊活を始めればすぐに妊娠する人としない人がいるので、妊活期間には個人差があることを理解してあげてください。
「病院に行った方がいいんじゃない?」
妊活をしているものの、なかなか妊娠しないと話すと「病院に行った方がいいんじゃない?」と友達に言われたこともありました。
一般的には、約1年間タイミング法での妊活をしてそれでも妊娠しなければ不妊の可能性があるため、夫婦で病院に行くことが推奨されています。
実際に私もそれはわかっていたので1年間はタイミング法での妊活を頑張ろうと決めていましたが、それを友人から言われると私はイラッとしてしまいました。
病院への勧めは「妊娠しない体なんじゃないの?」「どこか異常があるんじゃないの?」と言われてるのと同じように聞こえてしまうのです。
専門の病院に行って検査を受けるタイミングは夫婦が決めるものであり、他人がとやかく勧めることでもありません。
下手にアドバイスはしないであげてください。
「あの夫婦、妊娠したらしいよ」という妊娠情報
妊活している以上「赤ちゃんが欲しい」という気持ちは誰よりも強いのです。
ですが、妊活をしているからといって「あの夫婦は妊娠したらしいよ!」「●●ちゃん●月に子供が生まれるんだって」などと、他の夫婦の妊娠情報を伝えるのは避けてあげて欲しいです。
妊活中の女性は、毎月生理が来るたびに大きなショックを受けているのです。
そんな時、他の人は妊娠したと聞けば「なんでうちだけまだ赤ちゃんが来てくれないんだろう」と思ってしまうのは当たり前のことです。
また、「妊活中は他の人の妊娠・出産情報を聞くのが辛いから」という理由で、妊娠するまでSNSは見ないという女性も多いのです。
それくらいデリケートになっている時期のため、今は他人の妊娠報告はやめてあげてください。
「妊活やめたら?」
なかなか妊娠しないことを知った友人から「じゃあ一旦妊活やめたら?」と言われたこともありました。
ですが、一度「赤ちゃんが欲しい!」と思って妊活を始めた以上、なかなか妊娠しないからと言って妊活をやめるということは考えられませんでした。
また、妊活をしていると「月日が経てばたつほど歳もとるし、妊娠できる確率が低くなるのではないか」と思っていたため、そう簡単に妊活をやめることはできません。
それなのに軽々と「妊活やめたら?」と言われたときは「妊娠できないならもうやめたら?」と言われたようにも聞こえ、心の底からイラッとしてしまいました。
「えー。やめれないよ〜」と私は答えたものの「何も知らないくせに偉そうなこと言うな」というのが本音でした。
【かける言葉】妊活中の友達の励ましになる会話
上では「妊活中の友達にかけてはいけない言葉」をご紹介しましたが、それを知った上で「妊活中の友達にかけてあげて欲しい言葉」をご紹介します。
ここでご紹介するのは、私が実際に言われて嬉しかった言葉や、友達からされて嬉しかったことです。
友達からの言葉は妊活の励ましにもなるため、ぜひ前向きな言葉をかけてあげてください。
「子供はゆっくりでいいじゃん」「二人のペースで頑張ってね」
既に子供がいる友達に妊活の相談をしていた時、その友達から「子供なんてゆっくりでいいんだよ〜」と言われたことがありました。
私としては1日でも早く妊娠したいと思っていましたが、その友達は「そんな焦らなくていいし、子供ができたら毎日本当に怒涛の日々だからね!二人のペースでゆっくり頑張ればいいんだよ」と言われた時、スッと気持ちが楽になったのを覚えています。
子供がいるからこそ、子供が生まれた時の大変さを知ってこのように言ってくれたのだと思いますが、その時の私には「ゆっくりでいいんだよ」という言葉は本当に救われました。
「ゆっくりで」「二人のペースで」ということはわかっているものの、妊活中はどうしても妊娠に対して焦ってしまいます。
だからこそ、友達から改めて言ってもらえると気持ちが楽になれたのです。
「すぐに妊娠できる人は超ラッキー人間なだけ。大丈夫!」
約1年の妊活を経て子供を授かった友人からは「すぐに妊娠なんてないから!すぐに妊娠できる人なんて超ラッキー人間だよ!いつか赤ちゃんは来てくれるから大丈夫」と言われたことがありました。
この言葉もすごく気持ちが楽になり救われたのを覚えています。
妊活をすればすぐに子供ができると思っている人、もしくは自分がそうだった人は、上でご紹介したような「かけてはいけない言葉」をかけがちです。
私も自分が妊活をする前は「子供はすぐにできるだろう」と思っていましたが、実際はそんな簡単にはできないのです。
同じように長くて辛い妊活期間を経た友達からこのように言われた時、「そっか〜。辛いのはうちの夫婦だけじゃないよね」と思えました。
子宝のお守りをくれた
仲の良かった友人は私が妊活中であることを知って、わざわざ神社に子宝祈願をしてお守りを買ってくれたことがありました。
それを渡された時は「私のためにわざわざ行ってくれたの?ありがとう〜!!!」と感激してしまいました。
また、その友人からは「もしまだ妊活に時間がかかれば、嫌じゃなければその時は一緒に子宝祈願に行こうよ!」と言ってくれたのがすごく嬉しかったです。
「妊活頑張ってね」という言葉だけじゃなく、実際にお守りをもらったことで強い味方ができたような気分になり、また妊活を頑張ることができました。
「冷やすと良くないから」と温活グッズをくれた
また、別の友人は私の誕生日でもなんでもない日に会った時、「妊活中は冷やすと良くないから体しっかり温めてね」とあったかグッズをくれたことがありました。
それはジェラートピケの可愛い腹巻でしたが、「え?いいの?誕生日でもないのに?」と驚いてしまいました。
その後、友人から「妊活中の友達に対してなんて声をかけてあげればいいかわからなかったし、あまり聞かない方がいいと思ったから、言葉じゃなくて物でサポートしたかった」と言われました。
妊活中は精神的にも落ち込んでいることが多いので、私に会った時に「元気ないな」と気づいてくれたのかもしれません。
また、私にとっては下手に言葉をかけられるより、「応援してるよ」という意味でプレゼントをもらえたことが本当に助かりました。
どんな言葉をかけたらいいか迷う人は、妊活中の友達にプレゼントを渡すこともおすすめです。
妊活中の友達に対しては言葉選びはとても大事!難しければ妊活話は避けて
妊活中の友達に対してどんな言葉をかけたら良いのか悩む人は多いと思いますが、私の経験上、無理して言葉をかけられたくないのが本音です。
妊活は経験した本人にしか辛さはわからないですし、妊活の期間も人それぞれです。
他人がどれだけ話を聞いても、100%その辛さを理解してあげられることはほぼ不可能なのです。
その結果、何気ない言葉で友達を傷つけてしまうこともあるため、少しでも言葉に迷うなら妊活の話は避けてあげてください。
また、妊娠したらその友達から必ず報告はあるので、それまで気長に待ってあげて欲しいのです。
それまでは妊活の相談に乗るというよりも、定期的に会って元気をあげる、美味しいご飯を一緒に食べに行く、ストレス発散に付き合う、プレゼントをしてサポートするなど、その友達が笑顔で過ごせることにとことん付き合ってあげてください。