今、赤ちゃんの頃から幼児期までテレビを見せない育児、その名も「テレビなし育児」が話題です。
これは日本小児科医会が「2歳までは子供にテレビやビデオを見せないほうがいい」と提言していることから、テレビなし育児を始める家庭が増えつつあります。
なぜテレビやビデオを2歳まで見せないほうがいいのか?テレビなし育児とはどんなものか?メリット・デメリット・弊害はあるのか?について詳しくご紹介します。
- テレビなし育児とは?そのきっかけとなった提言とは?
- 私の友人がやっているテレビを見せない育児生活の内容
- 元保育士のママが語る「テレビを見させない育児のメリット」
- 元保育士のママが語る「テレビなし育児のデメリット」
- テレビなし育児はデメリットがなくメリットがたくさん!親子共に良いことばかり
- 育児奮闘中のママに「ベルタ ママリズム」はおすすめ!
テレビなし育児とは?そのきっかけとなった提言とは?
テレビなし育児とは、子供にテレビを見せない育児です。
今ではテレビが各家庭にあることが当たり前ですし、子供は生まれてからすぐテレビのある家で生活することが一般的になっています。
ですが最近では、私たちの生活で当たり前のテレビをあえて子供に見せない家庭が増えつつあるのです。
テレビなし育児のきっかけとなった日本小児科医会の提言内容は?
そのテレビなし育児のきっかけとなったのが、日本小児科医会の「子どもとメディアについて」の提言でした。
それは下記のような内容です。
我が国ではテレビ、ビデオ視聴を含むメディア接触の低年齢化、長時間化しています。
乳幼児期の子どもは、身近な人とのかかわりあい、そして遊びなどの実体験を重ねることによって、人間関係を築き、心と身体を成長させます。
ところが乳児期からのメディア漬けの生活では、外遊びの機会を奪い、人とのかかわり体験の不足を招きます。
実際、運動不足、睡眠不足そしてコミュニケーション能力の低下などを生じさせ、その結果、心身の発達の遅れや歪みが生じた事例が臨床の場から報告されています。
具体的提言
1. 2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。
2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。
3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1 日 2 時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日 30 分までを目安と考えます。
4. 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。
5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。
※ここで述べるメディアとはテレビ、ビデオ、テレビゲーム、携帯用ゲーム、インターネット、携帯電話などを意味します。
引用:https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/ktmedia_teigenzenbun.pdf
この提言にあるように、0歳の赤ちゃん~2歳頃までの子供にはテレビやビデオの視聴は控えるべきなのです。
やはりテレビを見ることで、人との関わりが減る、遊びを覚えなくなる、運動不足や睡眠不足、コミュニケーション不足といった不調にもにつながってしまうのです。
私の友人がやっているテレビを見せない育児生活の内容
私の周りには、実際に子供が生まれた時からずっとテレビなし育児をしている友人がいます。
(友人は元保育士です)
そんな友人から聞いた、テレビなし育児の内容を詳しくご紹介します。
テレビなし育児を始めたきっかけ
その友人がテレビなし育児を始めたきっかけは、短大時代で保育を勉強したことや保育園で働いた経験上で「テレビやビデオの見せすぎは良くない」ということは既に知っていたからだそうです。
そのため、妊娠をする前から自分の子供にはできるだけ見せたくないと思っていたとのこと。
また、赤ちゃんや幼児期のうちにテレビをクセづけたくなかったため、子供が生まれた頃から子供が起きている時は絶対にテレビを点けないと決めていたそうです。
その結果、産後は友人も必然的に全くテレビを見なくなりましたが、それでも好きな番組は録画だけしておいて、子供が寝ている時に見ていたそうです。
ですがだんだん「子供には全くテレビを見せないのに私だけ見るのもな・・・」と思うようになり、子供が生後半年頃からはその友人もテレビを見るのも録画をするのも一切やめたそうです。
(その頃から子供が寝ている時に離乳食を作り出したことで、録画を見る時間もなくなってきたことも理由の一つだそうですが)
また、子供が起きている時は音楽をかけるようにし、クラシックや童謡、英語の歌などをかけて、子供に歌ったり一緒に手遊びをしたりして過ごしたそうです。
家事をしたい時はどう過ごしていたのか?
ここでテレビ育児をしたことがない人からすると「子供が泣いた時、料理を作るときなど、しばらく子供から離れたい時はどうするの?」ということですよね。
多くの人はとりあえずテレビをつけてみたり、子供が好きな番組の録画やDVDを見せたりすると思います。
その友人の場合は、子供がお昼寝をしている時と機嫌のいい時に少しづつ家事をやっていたそうです。
1歳になるくらいまではまとめて1日2,3時間ほど寝てくれる時もありますし、寝返りができるようになるとうつ伏せの状態で機嫌よく遊んでくれたり、ズリバイやハイハイをしてしばらく遊んでくれたりと、子供も機嫌のいい時間帯ができてきます。
また、1歳を過ぎると一人遊びができるようになります。
友人の子供は女の子でしたが、お人形さん遊びやおままごと遊び、ブロックなどで1人でよく遊んでくれていたようで、その時間に家事を済ますこともあったそうです。
その友人の子供もテレビがない・テレビを見ないという生活が当たり前だったので、ママがキッチンにいる時は1人で遊ぶ・1人で待っているということが当たり前のようになっていたそうです。
元保育士のママが語る「テレビを見させない育児のメリット」
その友人は結局、子供が3歳までテレビなし育児をしました。
その結果「テレビなし育児は本当にメリットが大きい」と言っていたので、元保育士のママが語るテレビなし育児のメリットをご紹介します。
子供が集中しておもちゃで遊ぶようになった
育児生活の中にテレビがある場合、子供がおもちゃで集中して遊んでいても途中でテレビの音や声、音楽が気になり、おもちゃで遊ぶのを途中でやめてしまうということがあります。
ですがテレビがない生活を送っていると、急に音や声、音楽が入ってくることがないため、子供が今やっている遊びに集中してくれます。
何にも邪魔されることなく自分のやりたいことを最初から最後までできるので、集中力が上がることもテレビなし育児のメリットです。
テレビを見ないことでグズることがない
テレビがある生活に慣れてしまうと、子供も「もっと見たい!」「あの番組にして!」「もう1回つけて!」となってしまいますが、テレビが生活の中になくテレビ自体を見たことがない子供にとっては、そのような欲求が全くありません。
テレビのチャンネルを変えると子供が怒る、テレビを見だすと寝るまでつけておかないと泣くということがないので、親としてもテレビでグズられることがないためラクです。
子供が絵本が大好きになった
その友人は、テレビを見せない代わりに絵本を100冊ほど家に置き、毎日絵本を十冊以上読んであげていたそうです。
友人の子にとって家の中は「情報を得るものは絵本だけ」だったため、子供も自分から絵本をとても見たがるようになり、その結果、3歳になっても絵本が大好きで集中して絵本を見てくれるようになったそうです。
親子の時間を大切にできる
テレビがある生活の場合、どうしてもテレビに頼ってしまいます。
家事をする時、子供がぐずる時など「テレビに育児をしてもらう」という感覚でテレビをつけてしまいがちになります。
ですが、テレビがないことで育児をするのは家にいる親しかいません。
その結果、子供との時間を有効に使え、その時間を大切に思えるようになります。
また、テレビがあると時間が過ぎるのがあっという間に感じますが、テレビがないと「あれもやろう」「これもやろう」と親子で一緒にやることが増えるため、子供とのコミュニケーションやスキンシップが増えるというのもメリットの一つです。
子供が自分で物事を考えるようになる
テレビは一方的な情報を与え続けるだけなので、大人も子供も受け身の状態になります。
ですが、そのテレビを生活の中から排除することで、子供はおもちゃで遊んだり外で遊ぶにしても、全て自分で考えて行動をするようになります。
受け身のものが減るということは「全て自分で考えて行動をする」ということにつながるため、発想力や想像力が豊かになることにもつながります。
元保育士のママが語る「テレビなし育児のデメリット」
ここで気になるのが「テレビなし育児にはメリットがたくさんあるけど、デメリットはあるの?」ということですよね。
それも友人に聞いたところ、こんな答えでした。
「デメリットは特にない。
というよりも、テレビがある中で育児をしたことがないから比較をしようがない。
だからデメリットがわからない」
つまり、テレビのない生活に慣れてしまえば不便さを感じないということです。
3年間一度もテレビに頼ろうと思ったことはない
また、「子供がグズッた時にテレビを見せようかな?って思ったことはないの?」と友人に聞いたところ、答えはこちらでした。
「それは一切ないよ。
テレビを見せたところで泣き止むかはわからないし、テレビを見たことがない子だから最初は怖がるかもしれないし、どんなに子供が泣いてもテレビに頼ろうとは思ったことはなかった。
とにかくデメリットも弊害もないし、テレビなし育児をやって良かったと思ってるよ。」
(かっこいい・・・)
ママ自体は今まではテレビがある中で生活をしていても、いざ子供が生まれた瞬間からテレビを一切つけなくなったことで、その中でしか育児をしたことがないからデメリットも特に感じないとのことでした。
ただ一つ挙げるとすれば、流行りの芸能人を知らないため全てネットで知り後で調べるんだそうです。
「話についていけない時はあるけど、それ以外は特にデメリットはないかな」とのことでした。
テレビなし育児はデメリットがなくメリットがたくさん!親子共に良いことばかり
私の保育士の友人は、子供が生まれる前からテレビなし育児を考え、テレビなし育児で子供を育てました。
その結果、やはり「親子にとってメリットしかない」と言っていました。
子供もテレビというものを知らなければテレビを見たがることもないので、生活自体は何も困らないんだそうです。
また、テレビがないことで子供は全てのことに対して自分で考え行動するようになり、さらにテレビを見ないことで親子の時間が必然的に増えます。
これは、パパやママにとっても子供との時間が増えるという面ではプラスになるはずです。
ですが、私の友人の場合はテレビを完全にゼロの状態で生活をしたので正真正銘の「テレビなし育児」ですが、日本小児科医会の提言では「2歳までの子供にテレビを見せるなら一日2時間まで」と言っています。
そのため「テレビを見せること自体が良くない!!!」ということではなく、時間を守り、子供にとってプラスになるような教育番組などを見せるなど、テレビを見せる内容も考えることが大事になります。
テレビなし育児に興味のある方は、ぜひ少しづつからでもテレビなし育児に挑戦してみてくださいね。
その後、私もテレビなし育児に挑戦してみた話
その後、私もテレビなし育児に挑戦してみました。
こちらもぜひ読んでみてくださいね!
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画像引用:ベルタ公式ショップ/BELTA
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