「結婚とは人生最大のギャンブルだ」
私は結婚をしてこれをつくづく思っています。
なぜなら、結婚をしてみないとわからなかったことがありすぎるから。
そして、結婚相手によって女の人生は大きく変わってしまう。
独身時代は華やかな人生を送ってきたような人でも、結婚相手によって人生のどん底まで落とされることだってある。
その逆に、結婚前はどんな場面においてもスポットライトが当たらなかったような人が、ある日突然白馬の王子様と出会い、誰もが羨むような結婚生活を送っている人だっているのです。
きっと多くの人の結婚生活は、約半世紀は続く。
それくらい結婚は女の人生を大きく左右するのです。
- 交際6年、内同棲1年。それでも結婚をしないとわからなかったことが多すぎる
- 結婚後に発覚!私が同棲中には気付けなかった3つのこと
- 私の母の名言「女は結婚生活が見た目に出る」
- だから結婚はギャンブル!結婚してみないとその後の人生なんてわからない
交際6年、内同棲1年。それでも結婚をしないとわからなかったことが多すぎる
私と旦那は6年の交際を経て結婚をしました。
最後の1年は婚約期間中で、海外と日本の遠距離だったので旦那とは数回しか会っていませんでしたが、遠距離恋愛になる前は同棲だって1年以上したし、同棲前も毎週末旦那の家に入り浸っていました。
同棲前は旦那とは毎日一緒にいたわけではないですが、毎週末会うことで「この人ってこういう人か〜」と理解していたつもりでした。
こういう展開になった時はこう持っていけば仲直りできるだとか、昔からこれが好きで大人になってもそれが続いているだとか、旦那の母親の次に誰よりも旦那を知っているつもりでいました。
(内容によっては私の方が知っているのもあったけど)
ですが、ある程度旦那の性格や人柄を知った上で同棲をしたものの、「同棲してみたらこんな人だった!!」ということも何度かあったのです。
「お泊まり」と「一緒に住む(=同棲)」は全く違う
旦那と同棲を始めたばかりの頃、ただ毎週末会うだけではわからなかったことがたくさんありました。
「え?こんな人だったの?」と思うことが何度かあり、喧嘩をしたことも何度もあります。
例えば、意外と常に物は整理整頓しておきたいから床を散らかさないでほしいだとか、タオルはこうやって畳んでしまって欲しいだとか、掃除機はこうやって立てかけておいて欲しいだとか、食器は上に積み重ねていくのではなく全てのお皿を取りやすいように縦に並べていって欲しいだとか・・・(イライラ
元々旦那は一人暮らしをしていたこともあり、自分の中の譲れないルールがあったのです。
同棲前は「この人ってすっごく優しい♪」と常に思っていたのに「一緒に住んでみたら男のくせに意外とうるせえな」と思ってしまうほど、意外と細かい性格の人でした。
これは交際中の週1ペースで毎週末会っていたくらいでは気づけないことだったし、毎週末旦那の一人暮らしの家に泊まったりもしていましたが、この同棲を機に「お泊まり」と「一緒に住む」は全く違うということを学びました。
結婚後に発覚!私が同棲中には気付けなかった3つのこと
そんな旦那の細かい性格があらわになった同棲をし、いざ旦那と結婚をするとなった時、「同棲もしたし旦那の性格もしっかり分かっているし、そんなに大モメしない気がする」なんて思っていた私。
それは完全なる間違いだったのです。
旦那と結婚をして一緒に住んだ時、さらに「こんな話聞いてないぞ・・・!」ということが勃発。
そんな私が彼女時代(交際中・同棲中)には気づけなかったことを紹介します。
①義家族(特に義母)
何度もこのブログで書いていますが、まずは義家族のこと。
特に義母。
姑は私と旦那が結婚をした途端、私への扱いが「彼女」から「うちの嫁」に変わりました。
義実家へ行けば奴隷のように働かせるし、「もううちの嫁なんだから」と何度も言われることもあります。
そして全然聞いていなかったのが姑の趣味。
これは悪趣味すぎてここで書くと特定されてしまいそうなので書きませんが、旦那は結婚をするまで姑の理解不能な趣味を私に隠していました。
ムカつくことに旦那はこのことについて結婚をしてから「実は俺の母親・・・」とカミングアウトしてきた上に、姑は私にもその趣味を押し付けてくるようになったのです。(毎回うまくかわしているが)
「こんな家族だったなんて聞いてませんけど!?」と言いたくなるほど、特に姑については彼女時代には気づけなかったことがたくさん。
というか、彼女の分際では、やつら(姑と旦那)は「言わなくていい」と思っていたのかもしれない。
義実家への帰省の際に嫁を奴隷のように働かせるという点も、彼女の分際では「まだやらせなくていい」という考えだったのでしょう。
ですが私が嫁になった瞬間に、いろんな面で姑が本性を現してきやがったのです。
②旦那の給料と貯金
正直なところ、私は旦那は結構稼いでいる方だと思っていました。
独身時代は私の誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントは「こんなに高いものくれるの?」と言ってしまうほど、そこそこ値段のするものを買ってくれていました。
仕事柄、飲み会もめちゃくちゃ多いので交際費で結構お金も使っているだろうし「きっとこの人って結構稼いでるんだろうな♪」と思っていました。
交際中(同棲も含む)はお互いがいくらお給料をもらっているかを知らなかったので、あくまで「そこそこ稼いでいるだろうな」という想像だったのです。
旦那自身も「結婚をしたら専業主婦でいてくれていいから」というスタンスだったので、安心して専業主婦ができると思っていました。
しかし、いざ私が仕事を辞めて私が旦那のお金を管理することになり、初めて旦那の給与明細を見て驚愕。
「あれ?こんなもんなんだ・・・」
毎日働いてくれている旦那には申し訳ないし大変失礼なのはわかっていますが、正直そう思ってしまったのです。
確かに私がしっかり家計をやりくりすれば、大人2人、いずれ生まれる子供ができてもこのお給料で生活はできるだろう。
だけど「あんなに独身時代(交際中)金払いが良かったのに意外とこんなもんなんだ・・・」と思ってしまったのです。
旦那は実は、全く貯金をしていなかった
その後、旦那に「付き合っている頃毎日のように飲みに行ったり、外食に行ったり、私にそこそこ高いプレゼントを買ってくれたりしたけど、なんであんなに金払い良かったの?」と聞いてみたことがあります。
すると、旦那はこう答えました。
「だって貯金全くしないで毎月銀行の残高0になるまで使っていたから」
実は旦那は、独身時代に貯金を全くしていなかったのです。
「結婚して奥さんにお金を管理してもらったら少しづつ貯金をしていけばいい」と思っていたらしい。
私が仕事を辞めて旦那と結婚をし、専業主婦になっていろんな銀行口座を預かりましたが、本当〜に彼は貯金をしていませんでした。
聞いてねーぞ!!!
てっきりそこそこ給料良くてしっかり貯金してくれているもんだと思ってた!!!
③無趣味でインドアすぎる性格
私の旦那は結婚してから発覚したのですが、本当〜に無趣味。
そして「こんなに私生活暗い人だったの?」と思ってしまうほど、超インドアということが発覚しました。
交際中は私がまだ大学生〜若手社会人だったということもあり、「ねーねー!次の休みここ行きたい!」「たまには旅行しようよ〜」「ここ連れてってー!」とよく誘っていました。(今となっては全く誘わないが)
私も若かったし、交際中の彼氏と行きたいところがきっとたくさんあったのだろう。(もう覚えていない)
旦那は当時、私が「連れてって〜♪」とお願いをすればどこにでも連れてってくれるような、ドラえもんみたいな男でした。(遠い目・・・)
その後同棲をしてからも、お互いの休みが土日で一緒だったし、平日はお互い仕事が忙しくてゆっくり話せないので、土日はよく一緒に出かけていました。
そして結婚をして一緒に住んでからも、旦那の転勤で新しい土地に来たということもあり、何度か「ここ行ってみたいんだけど」と言って旦那と出かけることは多かったです。
(明らかに結婚してからは交際中の「連れてって〜♪」という彼女風のテンションではないが)
何度かこうやって旦那と出かけたものの、毎週末出かけるのもアレなので、その後はしばらく外出しない日が続いていました。
そんな週末が何度か続いた時、私はふと気がついたことがありました。
「そういえば私、旦那から『ここに出かけようか!』って誘われたことない・・・」
旦那と交際してから今までのことを振り返ってみると、「ねーねー!次の休みここ行きたい!」「たまには旅行しようよ〜」「ここ連れてってー!」と誘っていたのはいつも私からだったのです。
よく考えてみると、記念日や私の誕生日は旦那発信でどこかに連れてってくれることもあったものの、それ以外では旦那から旅行に誘われたり「行ってみたいところがあるんだ!」なんて言われた事は一切ない。
そして今となっちゃ、特に私が誘わなければ旦那は部屋にこもってずっとyoutubeを見ている。
そして私は思う。
あれ?この人って本当はめちゃくちゃインドアなんじゃないの?
別に誘われなければ家にいたいし、自分から誘ってまで出かけたくないタイプなんだ・・・
つまんな・・・
休日スタイルが違えば結果、毎週末別行動となる
どちらかと言えばアウトドア派な私にとっては、独身時代に仕事をしていた時も休みの日は家でゴロゴロするよりかは誰かと会ってたいし、みんなでワイワイガヤガヤするのが大好きでした。
友達とキャンプやトレッキングなどにも出かけたりもしていた。
一人で過ごす場合もどこかに買い物に行ったりして、常に「何もしない時間」を作りたくないタイプです。
そして旦那も、私ほどではないけどアウトドア派だと思っていました。
だけどそれは「私が誘えば」の話。
旦那は自分からは遊びに一切誘わず、基本は家にいたいインドア派だったです。
そして結婚した今となっては、私も旦那に「どっか出かけようよ!」と誘わなくなってしまったので、私は私で個人的な予定を入れたりしている。
一方の旦那は、子供とお留守番をしてくれるか、私が家にいればひたすらyoutubeか昼寝。
結婚後はそんな休日となったのです。
こんな休日、結婚前には想像もしていませんでした。
いざこうなった時に、休日はどう過ごしたいかが合わないと旦那の休日も苦痛になってしまうのです。
私の母の名言「女は結婚生活が見た目に出る」
上の話は大きく変わりますが、私の母が以前こんなことを言っていて「長いけど名言だな・・・」と思ったのでご紹介します。(もちろん姑ではなく実母)
「前に働いていた会社の同期たちとの飲み会があったから行ってきたんだけど、男女ともに20人くらいで集まったの。
もうみんな10年以上ぶりに会ったから同窓会みたいだった。
そしたら男の人たちってハゲてたり太っていたりもするんだけど、男の人って基本はみんな若い頃とそんなに変わらないんだよね。
だけど、女の人って見た目でなんとなくどんな結婚生活をしているかがわかるんだよね。
独身時代すごい遊んでいたとかすっごい可愛いかった!っていう子でも、『あ・・・この子苦労してるな』って思っちゃう人とかいるのよ。
なんかその子の見た目だけでなんとなくだけど、結婚生活での苦労が顔に出ているというか。
あと服装とか持っているバッグとか髪型、メイクとかで旦那さんの収入もなんとなくわかるんだよね。
で、その後実際に話を聞くと離婚してシングルマザーになってたとか、旦那さんとか旦那さんの家族の愚痴が止まらなかったり。
男の人ってあんまり結婚生活が見た目には出ないけど、女の人ってどんな男性と結婚するかによって身なりも全然変わるし、表情もなんか変わっちゃうんだよね」
それを聞いて「確かにそうなのかも・・・」と納得してしまった。
そして「旦那さんとか旦那さんの家族の愚痴が止まらなかったり。」→やばい!私だ!!!と思ってしまった私。(ドキイイイイイイ!!!
女はどんな男と結婚するかによって人生も身なりも大きく変わる
男の人は結婚をしても生活は大きく変わらない。
引き続き仕事はずっと続けられるし、家のことは奥さんがやってくれるし、うちの母親世代だと「育児は嫁任せ」という男性も多かっただろうから、極端なことを言うと男は仕事だけをしていれば許されていた時代。
だけど女はどんな男と結婚するかによって人生も身なりも大きく変わる。
どんなに顔立ちが良かったとしても、旦那が借金まみれだったり、DVだったり、ギャンブル狂だったり、ワンオペ育児を強いられていたり、訳あって離婚して一人で子供を育てていたりなど、悪い男と結婚をしてしまえば、それが身なりや顔に出てしまうのも納得できる。
男よりも女の方が断然、結婚生活の苦労が多いと思う。
結婚や妊娠・出産を機に仕事を辞めてしまった女性や、私のように旦那の転勤で全く知らない土地に来た女性の場合、吐き出したいことがあっても近くにその愚痴を聞いてくれるような人もいない。
そしてそれが着ている服、持っているバッグ、履いている靴、メイクや髪型、肌などに全てが出る。
納得したくないことだけど、納得せざるを得ないような話だった。
だから結婚はギャンブル!結婚してみないとその後の人生なんてわからない
私は6年も交際した人と結婚したのに、こんなに結婚してみないと気づけなかったことが多すぎてびっくりしています。
旦那とは6年交際をした、その内1年間同棲もした。
結婚までの時間は長い方だと思うし、相手をよく知ってから結婚したつもりです。
だけど、同棲はあくまで「とりあえず一緒に住んでみるプレ結婚生活」みたいなもの。
いわば結婚お試し期間のような感じ。
「なにこいつ!?全然生活も性格も合わねぇ!」となればいつだって同棲を解消できる。
だってお互い独身だから。
だけど、結婚をして子供まで生まれてしまえばそう簡単には生活は変えられない。
逃げたい、離れたい、顔も見たくないと思っても、子供がいる状況で生活をガラッと変えるのは難しいのです。
結婚してみないとわからないことがたくさんある。
だって結婚をした途端、「愛しの恋人」がいきなり「家族」になるのだから。
相手の知らなかったことがたくさんあって仕方がない。
それが愛しの家族になるか、憎き家族になるかは結婚してみないとわからないのです。
最近は「それが結婚だ」とつくづく感じています。